約 2,552,075 件
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/183.html
ページ:1 2 お題 森を守る 開催期間 2006/04/26~2006/05/06 参加作品数 18 審査員 5人 本スレ 16の826-17の60? 議論スレ 13の408-463? 【チャンプ】 ~しぜんへん~もり~にんげんへん~(アルペジオ):2点(2点) 【準チャンプ】 人の森(◆jipx.wAXvs):2点(1点) GreenWar(soft):2点(1点) 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 828 森を守るな - - 833 森の音 - - 837-838 ぼくらの20世紀はまだ訪れていない んなこたーない 1 842 フォレストレプリカ ウノ - 843 TALK - - 844 みどり - 1 845 私の森 - - 846 鳴動 - - 847-848 ~しぜんへん~もり~にんげんへん~ アルペジオ 1 849-850 森など破壊しちまえ - - 851-852 ミドリイロ - - 853-854 畏怖 リーフレイン - 855 人の森 ◆jipx.wAXvs 1 856 星を登る ゼッケン - 857 菩提樹の誓い - - 858-859 決断の刻 - - 860 守人 カコ - 6-8 GreenWar soft 1 【審査員】 ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY ◆WvShSU0mOg はらだ将 【採点レス】 12 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/05/05(金) 16 11 09 ID BSylvjtV 837-838 ぼくらの20世紀はまだ訪れていない 21 名前: ◆WvShSU0mOg [] 投稿日:2006/05/08(月) 15 00 32 ID pVywIpRV 847-848 『~しぜんへん~もり~にんげんへん』 を推します。 22 名前:はらだ将[] 投稿日:2006/05/08(月) 18 51 07 ID 4ekPzIjN 844 『みどり』 1点 855 『人の森』 1点 6-8 『GreenWar』1点 (審査の結果、5人同点で決選投票になりました) No. タイトル 作者 点数 837-838 ぼくらの20世紀はまだ訪れていない んなこたーない - 844 みどり - - 847-848 ~しぜんへん~もり~にんげんへん~ アルペジオ 2 855 人の森 ◆jipx.wAXvs 1 6-8 GreenWar soft 1 【審査員(決選投票)】 霧都 ◆SNOW/oy/Uw ◆WvShSU0mOg Canopus ◆DYj1h.j3e. 【決選投票】 55 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:2006/05/14(日) 05 54 03 ID Vf6mS618 前スレ 855 『人の森』 ×1 現スレ 6-8 『GreenWar』 ×1 57 名前: ◆WvShSU0mOg [] 投稿日:2006/05/15(月) 01 15 22 ID nPUty07e それでもやっぱり 前スレ 847-848 『~しぜんへん~もり~にんげんへん~』に1票 58 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/05/15(月) 21 18 30 ID J1T2Mbjh 『~しぜんへん~もり~にんげんへん~』に1票。 作品 ■▲▼ 森を守るな あいせ 828 名前:森を守るな[(これは投稿作品です)] 投稿日:2006/04/26(水) 19 48 12 ID JaMNpu7g 【コメント】 408 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/08(月) 15 17 00 ID pVywIpRV 828『森を守るな』お題に対してのストレートな姿勢がステキでした。にんまりしてしまいます。平仮名もあざといなぁ。 ■▲▼ 森の音 森を抜けると町がみえてくる。 町をいくら通り抜けても森がみえてこない。 都会は帰る場所を失った迷子に溢れている。 しかし迷子達を誰も助けることが出来ない。 都会の空には毎日「迷子案内」がアナウンスされているのに、 この喧騒は夕日から朝日まで、何もかもを黒く消し去ってしまう。 そこのお偉い先生、迷子を捜しに出かける前に、 本当によく、気持ちを澄ましていないと聞こえない、 大切な‘音 が心の中で、鳴っているのを無視してはならない。 833 名前:森の音[] 投稿日:2006/04/27(木) 00 25 30 ID rPtNE7M0 【コメント】 408 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/08(月) 15 17 00 ID pVywIpRV 833『森の音』5行目がスマートで良いですなぁ。その分3行目のもたつきがもどかしい。 "帰る場所を失った"や、その後の行に"迷子"の文字があるので、3行目ではあえて"迷子"を出さない方が良かったの では。"お偉い先生"、と呼びかけておいての"~してはならない。" 閉じも違和感が否めませんでした。 ID rPtNE7M0様自身には"音"がリアルにイメージ出来ていたのでしょうかし。 その"音"を精緻に突き詰めて一詩書いた方が印象深い作品が出来たんじゃないかなぁと思いました。 ■▲▼ ぼくらの20世紀はまだ訪れていない 夜明け前の空の裂け目から 鉛色の雨が滲みだし 濡れた肩を抱き寄せ合って ぼくらの空中都市は聳えている。 ――あれから100年が過ぎたのね。 わたしたち、まるで梱包済みのステンドグラスみたいに創造的だわ…… だから、そんなにいくつも方法があるわけではないのだ 友達よ、死にそこなった彼らのために この呪われた夜を祝福しよう。 耳をつんざく風、風、風 剃刀のようなフラッシュライト それでは次の50年、そのまた次の50年 いつもの場所でいつもの時刻に、またお会いしましょう…… あとの残りの解釈は、みなさん自由にご勝手に。 ひとつの扉を開けるだけで 人は縊死することも出来るのだ あるいは、ひとつのボタンを押すだけで もっとたくさんの人が死ぬかもしれぬ。 死んだあいつは、いつまで死んでいるのだろう 一体いつまで、そうして死んだままでいられるのだろう? 濡れた瞳を見開いて ぼくらの空中都市は聳えている…… 死んだあいつがいつまでも死んだままでいられますように。 雨はふり止まず、ぼくらは何も持たない。 朝はまだ始まってもいない 結局、そんなにいくつも方法があるわけではないのだ。 友達よ、生き残ったぼくらのために グラスの底で澱んでいる、この亡霊たちを飲み干そう。 これを境にぼくらは見知らぬ他人同士になれるのだ そう断言できるだけの根拠をぼくらは持つ。 つまり、そんなにいくつも方法があるわけではないのだ そんなに誰もがみんな、うまく生きてゆけるわけではないのだ。 一度きりの決断の場面が眼前へと迫ってくる。 すでにぼくは選び始めている だから、君も選びたいように選びたまえ 「いつもの場所でいつもの時刻に、またお会いしましょう……」 ぼくらがふたたびめぐりあう方法は、それしかない。 837-838 名前:ぼくらの20世紀はまだ訪れていない[sage] 投稿日:2006/04/27(木) 14 35 29 ID 3SA2rrVj 【コメント】 12 名前:ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY [sage] 投稿日:2006/05/05(金) 16 11 09 ID BSylvjtV 837-838 ぼくらの20世紀はまだ訪れていない ブレードランナーを恣意的に誤用した時代遅れサイバーパンク風味。 さぶいぼ立つほど自己陶酔した気取った言い回しが一周して私のツボ。 408 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/08(月) 15 17 00 ID pVywIpRV 837-838『ぼくらの20世紀はまだ訪れていない』 タイトルにトキめく。でもコレ19世紀というよりは20世紀のように思うんですけども。まぁ私の歴史認識が 間違ってんのでしょうなぁ、、。"友達"、"死にそこなった彼ら"、"断言できるだけの根拠"等々非常に不親切に 投げ出された重要ワードにやきもきするのが楽しく、また悔しい。この作品に国語の文章問題を解くような姿勢 であたると 放置のされっぷりに驚いたりフラストレーションが溜まったりするのですが、その独善的というか 思わせぶりな奔放さはしかし面白い、と何度も読まされてしまいました。繰り返し部分が読み手に優しく、 またリズムを形成していて巧イス。この作品、恐ろしく大きな範囲で「森を守る」を含んではいるのですが (漠然と大きく環境という枠で)、 今回のお題を知らないで読んだら、果たしてその方の口から「森」という ワードが出るかは非常に疑問です。 川を守れでも、大気を守れでも、資源を守れでも、どれでも可。 提示されたテーマへの取り組みという点においては、拡大解釈にしてもチョットずっこいかなぁと感じました。 444 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:2006/05/14(日) 05 55 47 ID Vf6mS618 837-838 ぼくらの20世紀はまだ訪れていない これはこれで確かに完成された世界なのかもしれない。 だけど反面、もっとスマートにできるんじゃないかていう気持ちもぬぐえない。 視点の揺らぎ・説明と独白の区別が曖昧で、時間の変遷がいまいち生かし切れていない。 なにかもっと、今以上への形へ昇華するのも可能だった筈では?……と思わされる。 462 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/05/20(土) 02 25 35 ID b5PbeOk3 「ぼくらの20世紀はまだ訪れていない」書きました 最近、友達が首をくくって死んでしまって 「死んでしまって」というか、首をくくればたいがいの人は死ぬだろうけど まぁ、限られた方法の中ではそういう決断の仕方もあるわけだ そんなようなことを念頭に置いて書いてみました あと、その前のお題のときには「スイッチ」を書きました 両作品ともあんまりうまく書けてなくて残念です 【得点】 1点 ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY:1点 ■▲▼ フォレストレプリカ 缶詰の中の木々 缶詰の中の土を白い白い窓枠に 額縁の中の緑は絵の具 君の頬に 蒔いた種は ニキビになった から 窓を 少しだけ開けて 風と騒音を部屋に混ぜて とりあえず、 笑っとこう 842 名前:フォレストレプリカ[] 投稿日:2006/04/28(金) 03 14 44 ID r5RL4tF2 【コメント】 416 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 01 13 14 ID WLgsnIjn 842『フォレストレプリカ』いわゆる"現代人"にとって、森とは日常を遠く離れた異界であり、テレビの中の モニュメントに過ぎない。それをより現実的に取り扱おうとすれば、本作のように、切り取られた断面・ ミニチュアとしての森としての登場のさせ方になるのは自然だと云えます。正直さに好感。しかしともすれば 淡々とし過ぎて平坦に終えてしまうストーリーを、ニキビのくだりで味付けしたのは巧いなぁと思いました。 456 名前:ウノ ◆mdm4jQk4Iw [sage] 投稿日:2006/05/16(火) 23 45 59 ID k0PvwWYV ひっさしぶりの参加でした フォレストレプリカでした 審査の方々ごくろうさまでした ■▲▼ TALK 枝葉の軋み、あなたの足音 私の心音 居場所を変えて巡っていく話し言葉の動物たち 時々嘘つきになるのは彼らが跳ね回りはしゃいでいるから 白兎、白兎 素人の私より生きることに長けた幸運の足 火の燃える場所から遠ざかる足よ 森の中、爆ぜる脈拍 そら、 身を任せてしまえ 森の入口で黒い犬が鳴いている たくさんの犬が鳴いている でも無理 あなたには捕まえられない 焚火跡の青白い煙が朝もやと溶け合う頃 私は別の場所にいて 帰らぬ言葉を待っている 波音の中に魚の影を追っている ヨセテハカエス、ヨセテハカエス 843 名前:TALK[] 投稿日:2006/04/29(土) 06 47 00 ID Ij1YlTIJ 【コメント】 416 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 01 13 14 ID WLgsnIjn 843『TALK』タイトルが良く似合っていて、格好良いなぁとシビレます。"あなた"と"動物たち・白兎"などの森の 構成員両方に手を出した結果焦点がぶれてしまい、今ひとつまとめ切れなかったようです (最後は波音と魚 まで出てきてしまいますし。もう少し狭めた範囲をじっくりと攻めた方が良かったのじゃないかなぁと)。 "ヨセテハカエス"の終わり方は、効果が出ていそうでいてその実思った程の効力を発揮していてくれていない。 万事手を尽くした上での登場というよりは安易に流れたように感じられました。 ■▲▼ みどり 脳に根を張れ 木漏れ日のきらきらは眼神経を犯し 蔦が舌に絡みつき喉をふさぐ 肺に苔むす 体育座りの膝を突き破り逞しい双葉が顔を覗かせる たった今枝葉が眼球を突き破り そうして世界は沈黙した 844 名前:みどり[sage] 投稿日:2006/04/29(土) 13 28 20 ID 5vjutBKL 【コメント】 22 名前:はらだ将[] 投稿日:2006/05/08(月) 18 51 07 ID 4ekPzIjN 844 『みどり』 1点 シュールレアリズムの絵を観てるみたいで良かったです。 416 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 01 13 14 ID WLgsnIjn 844『みどり』漢字比率の高いこの作品のタイトルを"みどり"とした理由が分かりません。合っているようには 見えませんし、浮いてしまっている事で何らかの効果が出ているとも思えません。折角の作品です、もう少し 心を砕いてやって欲しいです。最後2行には、ブツッと音が聞こえそうなくらい「あ痛、、」と神経を刺激され ました。ただ、眼球はこの頃まで来ると朽ちていそうなので(傷みが早い)、突き破ったのは眼窩ですかね。 445 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:2006/05/14(日) 05 58 07 ID Vf6mS618 844 『みどり』 人体と緑を絡めるのは、よくある手段であると同時にとても難しいと思う。 淡々としていて、想像するとグロテスクなのに木漏れ日と緑がそれを緩和している。 それを善とととるか、悪しととるかは個人の趣味かもしれない。 私は、まだまだ、この作品には語って欲しいと思った。 最後の一言が、全体を陳腐にしてしまっていて勿体ないと思う。 【得点】 1点 はらだ将:1点 ■▲▼ 私の森 もはや木も川も 空もない 土もない 人間もほとんどいない ときおり 蜜を垂らして 森にあたたかい液体をこぼす 社会に 詳らか解体され 展示される 森の形式を守れ! 森の骸骨カタカタと響く 845 名前:私の森[] 投稿日:2006/04/30(日) 01 07 23 ID y5LiS9J2 【コメント】 416 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 01 13 14 ID WLgsnIjn 845『私の森』2行目と3連目がとても綺麗ス。だからこそどうも欲張って、3連目の詳細を求めたいというか もっともっと触れたかったなぁと熱望。いや、でもホント3連は組み立てられた骨格標本のようなシェイプ。ステーキ。 タイトルは別のがなかったかなぁと不満。もしかしたら深い意図があるのやもですけども、、 ■▲▼ 鳴動 しんとしながらも 声は遠く 呼びかけるかのように聞こえる おまえのその 声を もっと響かせろと ひとりごち酒を舐める 火が消えそうになれば 拾った枝を放り込み また舐める まんじりともしない夜 鬱蒼としたここに ただいるだけのおれ おまえの声を聞いてやるくらいが たった一つ 出来る事だ そのうち骸もくれてやる お前には馳走になるだろう いつまでも生きるがいい 声を響かせ 生きるがいい 846 名前:鳴動[] 投稿日:2006/04/30(日) 05 12 49 ID yTRz6jiU 【コメント】 417 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 16 35 40 ID WLgsnIjn 846『鳴動』正に"お前のその/声を/もっと響かせろ"。森に耳を傾けてやりながら酒を舐める男。良いんです。 渋い。イカス。でも、読み手に記憶される程のインパクトに欠けてしまっています。それは偏に森の軽さ。 森の、その無音の重量が無いんです。圧倒的絶対的な圧迫感が。タッチしなさ過ぎたように思います。 その辺りもっと書き込めていれば化けたんじゃないかなぁと拝見しました。あと"馳走になる"はヤパシ 相手から戴く、の意味が強過ぎ(一般的過ぎ)じゃないかなと途中で結構引っかかりました。 ■▲▼ ~しぜんへん~もり~にんげんへん~ いなくなるぞ ぼく もりと はしるぞ もりのいえで いっしょう くらすぞ もりとともに いっしょう くらすぞ きのう ぼく さそわれたんだ もりに もりは あいしてくれるっていったんだ ぼくを だからぼくはそばにいて まもってやるといったんだ だから ぼくは だから ぼくよ もりのもとへかけていこうなぁ もりといっしょうくらすために もりをいっしょうあいするために このせかいからでて もりのうちの とびらのよこにある ひょうさつのうえにある よびりんをたたこうなぁ きっと ここから いなくなろうなぁ きっと あそこへ ずっといようなぁ 847-848 名前:~しぜんへん~もり~にんげんへん~[sage] 投稿日:2006/04/30(日) 13 07 43 ID bIi/mfXh 【コメント】 21 名前: ◆WvShSU0mOg [] 投稿日:2006/05/08(月) 15 00 32 ID pVywIpRV それでもって 847-848 『~しぜんへん~もり~にんげんへん』 を推します。 裏も底も、身も蓋も無い「森を守る」でした。 でも芸とユーモアはたっぷり堪能させていただきました。こういうのが書けるのって羨ましいス。 58 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/05/15(月) 21 18 30 ID J1T2Mbjh 決戦投票。 『~しぜんへん~もり~にんげんへん~』に1票。 ぬぼーっとした得体の知れなさがよかったっす。 60 名前:アルペジオ ◆UfM5Clgw1I [sage] 投稿日:2006/05/16(火) 22 51 50 ID vGgc1HWx 審査員の皆様方、ご苦労様でした。 感謝申し上げます。 今回、 『~しぜんへん~もり~にんげんへん~』 を書かせて頂きました。 417 名前: ◆WvShSU0mOg [sage] 投稿日:2006/05/10(水) 16 35 40 ID WLgsnIjn 847-848『~しぜんへん~もり~にんげんへん~』 「いなくなるぞ」の伏線直後の「もりと/はしるぞ」でもうダメ。笑いを抑えられません。少し読み手を休ませて からの「もりのもとへかけていこうなぁ」でまた笑ってしまう。うまいなぁ。ホント只者じゃないんですよ。 平仮名しかないのにこんなにも読みやすいですし。拝見していてつっかえも読み間違えも一度も無かった。 この作品、森の描写なんてサッパリない。森を感じるかと問われれば全然ス。森を守る、の動機も「さそわれたんだ」 「あいしてくれるっていったんだ」と中々に不明、漠然。でも。そこがイイ。他には何も無いのですけれど、 "もりをまもる!もりすき!"という確固たる意思が、前向きな姿勢とユーモアと共に溢れまくっていました。 タイトル中の"へん"は何でしょうか。自然と人間が"変"化する中の森、ということなんでしょうか、部首とし ての自然偏の森・人間偏の森(どちらも造語)、ということなんでしょうか。一部という意味の片?? 結局そこは分かりませんでした。でも好きな作品です。したたかですね、チャンプに推薦ed。 444 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:2006/05/14(日) 05 55 47 ID Vf6mS618 847-848 『~しぜんへん~もり~にんげんへん』 わらべうたシュール版?(笑。『動機』がとても面白かったです。 もっと簡潔にしたうえで、もっとうんと奥行きを出せた気がする。 若干、情景などに関して、読み手に依存しすぎた印象。 締め切りにさえ縛られなければ、これはまだまだ良い作品になる可能性を秘めてると思う。 【得点】 1点 ◆WvShSU0mOg:1点 【決選投票】 2点(チャンプ作品) ◆WvShSU0mOg:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/464.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ 春と戦争 674 名前:春と戦争[sage] 投稿日:03/03/24 14 50 ID /RVmec6g あ・あ・あっ いやだな 季節いちまいはがして 空がこんなに青く つぼみ問われて一呼吸 もうすぐ答え出そうな気配だ いやな いやな春はじまる 時おなじくして戦争 メッセージをねだる戦争 いやだな おれ人間で国民 年金税金おさめて さあ何かを言え 発光する砂漠の夜に向かって、なんて 誰か植えた梅の低木 上端から開いてゆく 春の下降 いちばん底でいやがるおれを爆撃する 華やかになれ 華やかになれ すべておわりのはじまり その合間で 何かを言え 華やかになれ、で やかましい季節 おれやましいよ 何も言わないからなんにも ならないから 大枝がうねってひとつの世界 もうすぐ若葉も萌えはじめる 無為ひるがえっておれの日々 全身隠せる場所を探す 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 詩板かぞえうた 679 名前:詩板かぞえうた[sage] 投稿日:03/03/25 00 07 ID ye8HizLK ひとつ詩を詠め 急ぎゃんせ 西日射せるは 魔法の箱よ 惨憺たるは 我が過去よ 詩へと想いを 馳せるがよろし 語彙は足らねど 心意気 無へと帰するは 空しきや 名無き者にも 詠うは在るぞ 窶れ萎れて なお詠う 急に言葉は 溢れて消ゆる 銃を構えて 走りゃんせ いちいち周りは 見ずともよろし 銃に込めたる 言葉の弾よ 瞳射抜きて 星散らせ 一夜限りの 想いの猛り 一語一語に 込めりゃんせ 一路詩板へ 急ぎゃんせ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 正常位 683 名前:正常位[sage] 投稿日:03/03/25 05 07 ID iojjxF44 1×1=1 1×2=2 1×3=3 聞こえる 1×4=4 1×5=5 1×6=6 角のない 鏡張りの部屋から 1×7=7 1×8=8 1×9=9 今日も聞こえる 9×9=81 9×9=81 9×9=81 角を探す 声が 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 歩 684 名前:歩[] 投稿日:03/03/25 08 37 ID N86PwlUY 1歩目で軽く息を吸い 2歩目でゆっくり息を吐く。 3歩目で視線を右に向け 4歩目、視線そのままで 5歩目で遊ぶ子供を見る。 6歩目はさんで 7歩目で、怒れる波の声を聞き、 8歩目は何も考えない。 9歩目、10歩目過ぎる中 11歩目でつまづいて、 12歩目で身体を正す 13歩目を超えてゆき、 14歩目は忘れてしまった。 気付けばそろそろ15歩目。 16歩目を迎えてしまえば、後は黙って倒れよう。 17歩目は1歩目で、そうして僕は生きてきた。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ anonymus (アノニムス) 692 名前:「anonymus (アノニムス) 」[] 投稿日:03/03/25 22 05 ID /w0oRhi0 十六にしてあたしは毒の味を知る。 苦さ故の快楽はもはや止められもせず。 只今はひたすらに毒を欲する。只今はひたすらに毒を欲する。 これが過ちと言うならばお前は一体どんな善戯を行ったと言うのだ。 如何せん何時の日かお前だって毒を欲する時が来るだろう。 変色を始めた脳から脱け出して ゆっくりと腐って行く身体を見ていたい。 そして、嗚呼 毒が欲しい。 そうだ、嗚呼 毒が欲しい。 孤独を餌に肥大したこの身の中の怪物が何時かお前を殺すだろう。 それが厭ならそれまでにあたしは身体を毒に浸せばいい。 憎むのと愛するのは何故こんなにも似ているのか 神をこっそり憎んでみたりして。 神をこっそり羨んだりして。 それではあたしは行くとしよう。この肥大した豚を殺しに行くとしよう。 世界中に叫びながら歩くのだ。 毒を頂戴。毒を頂戴。 愛さなくっていいから 毒を頂戴。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ あなた 693 名前:あなた[] 投稿日:03/03/25 23 18 ID lNj5PZbe ①軍手 をする とセン イが混 じると いって あなた は素手 でいる けれど あなた の手も かなり 毛むく じゃら です。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ MOTION PICTURE SOUNDTRACK 694 名前:MOTION PICTURE SOUNDTRACK[] 投稿日:03/03/25 23 54 ID vCkt0rZj 日 月 火 水 木 金 土 と過ぎ去る日々を 昨夜 泥棒が ぼくの枕元に落としていった 目覚ましの音 ご飯を食べて 梅干も食べた 海苔を食べる これはうんちじゃないんだよね あなたと愛 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 温風 695 名前:温風[sage] 投稿日:03/03/25 23 55 ID JVDBp4dr 風はホームを吹き渡り 夜汽車を待つ人々を こんなにも こごえさせるが あの若い父と母と 二人が見つめる幼子の 辺りでは 風も温んでいるようだ 気のせいだろうか それでもいい ただこの風が遠い中東の あの空にも吹くのなら 風よ伝えておくれ 銃を握るあなたの両手に 我が子のとびこむ時が ふたたび訪れますように 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 壮絶なる議論の果てに 696 名前:壮絶なる議論の果てに[] 投稿日:03/03/25 23 57 ID vuLNdfd5 俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺 様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様 俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺 様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様俺様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様 お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前様お前は ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ ヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケヴォケ 時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間が ない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時間がない時 間がない時間がない時間がない時間がない時間がないひいひいひいひいひ いひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひいひひひひひひひひひひ 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/569.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 水滴 265 名前:水滴[] 投稿日:02/07/05 09 41 ID 9eyGO4dr 水溜り ちゃっぷ ちゃぷり わざわざ濡らすミュールの爪先 いつか聴いた雨音に重ね 消えてしまわない声を呼ぶ 繰り返し聴く水滴の和音の向こうに 振り向いてはくれない未来の音羽を聴きたくて そっと息を吸っては吐いて 耳を澄ませばもう一度 と 水面の紋に 歪んだわたしを映して泣いた 傘の下 落ちる雫 消えては また浮かび 静かに重なる水紋の奏で 約束の時間さえ忘れて揺れていた 薄い月夜の物語 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 4次元への入り口 268 名前:4次元への入り口[] 投稿日:02/07/05 20 18 ID C1nDwtiJ ・ 連鎖する 弾けとぶ衝動 もしくは白に 何を掴む 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 再生の歌 270 名前:再生の歌[sage] 投稿日:02/07/06 00 27 ID ??? 真夜中は眠る 紫陽花の幽霊と 共に 紫陽花は死んだ 遠い昼間の 影もなく 紫陽花の死体を 検分するのは私 ではなく 私のような 月影 紫陽花は 薄闇に青白く 右から見れば 干涸びた海綿 正面から月を浴びれば 遺跡とおぼしき蜂の巣 左から見れば 遂に薄闇に溶けてしまった 此処にもし金色の音楽があれば…… 再生装置など通さない 生の音楽があれば そしてその鼓動が 風を起こしたならば 青白い花弁は、影をもち、揺れはじめ 未だ開かぬ蕾は、星となり、舞い踊り 閉じていた唇が、笑い出し、紅を増し 私のようだった月影は 遂に実体を現して、薄紫の紫陽花に向かい 歌うだろう、心の中で 私はここに在る、と 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ トゥオネラの白鳥 271 名前:トゥオネラの白鳥[] 投稿日:02/07/06 21 36 ID 4zwx3S+/ (トゥオネラ…フィンランドの神話「カレワラ」の黄泉の国) いつのまにか 通いなれた道の両脇が さあっと明るくなって こどもの頃に見た 背の高いガマの穂や アワダチソウや 黄金のススキで いっぱいになった なつかしい風に 目を細めて 歩いていると 道の下草は サンザシやヘビイチゴにかわり やがてオオバコ シロツメクサ 湿ったゼニゴケになり いつしか道さえも消えてしまった 薄暮の 黒い水をたたえた トゥオネラの湖に 死者を悼む美しい白鳥の歌 空にも 水にも 何者にも染まらない かなしみの歌 わたしへの歌 わたしは目を閉じて イングリッシュホルンの歌を聴く 涙は流れない もうすこし もうすこしだけ 別れを惜しんでいたかっただけなのに あたたかい陽の光 夕焼け空 窓をつたう雨のしずく いとしい人の笑顔 そしてわたしは卵の殻を破って ふたたび 道のまんなかに立っていた 道に生える草は 徐々にその高さを増し わたしの背をこえて やがて なにも見えなくなった 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 路上ミュージシャン 272 名前:路上ミュージシャン[] 投稿日:02/07/06 23 17 ID SfUFxvr/ またいる いつも同じ場所に座って ああ ギター下手すぎ 歌も聴けたもんじゃないし みんな素通りしてる 才能ないんじゃないの? いい加減諦めろよ だけど こいつ バカに熱い目をして 人に伝えたいことがあるって いいよなあ 自分の根っこを 持ってるってことだ 俺なんか 自慢じゃないけど なーんにもない 羨ましいよ 少しだけな 明日も来るのか 来いよな 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 補習中のBGM 277 名前:補習中のBGM[sage] 投稿日:02/07/07 00 10 ID ??? 遠くから響く ベートーベン 音を失った 天才の音楽は 僕の お気に入りの子守唄 なにせ チョークの突付く音とのハーモニーは フルオーケストラよりも華麗 アンサンブルよりも美麗 おやすみなさい 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ お腹とお尻の唄 279 名前:お腹とお尻の唄[age] 投稿日:02/07/07 20 35 ID ??? ぶりりん ぶりりりりん びり ばり ぼりぼりぼりぼりぃいい あたし・・うんち・・うんちが もっもうだめだ!!!!離れて離れて!! 出ちゃう出ちゃう ぶひゃあ うっひょーーー ああアアアアaaaaaギズモa ageageageaaaaaえおあだオヒャクショウ.comボサノバ ブルリラ ブルリラ ウヒョホイ 0だべさアアア ライブライブライブジュバンジュバンボボンボンボンbン ジュダンヅジュダらるくあんしぇるンハアアはあbがあああああああ おさえられない!!! はっはっは・・・ はhさん発射してしまうおぐあgyばっかさんはっははっははは じゅぱあ うっしゃあぁぁぁああ お願い あっちいってて!!!!!!もう ぶひょしゃっは熱っ!!熱っ!!熱っ!! デミぐらスソースばっはぁぁ-ウだあああ sfdsage kaaaぼっひゃん sひ ジュンバラボヘミアンbさdkブヒブヒjばあッひゃひゃひゃララボン!!bakaかジュビロ ブリブリ!!! ハhジメマシテ!!!ブリブリ!!デューダデューダンサバデン ベンツbイチバンボシsひゃはははは まじ!まじうんち・・うん子迫ってくる!!! ジャノメミシンふ(笑)うはああああ わああアアア ヒコーキグモがばっはやああああ すげええええええ すげえええええええええええ 肛門が…ボッカン ボッカン!!! イイワアアア おkおk!!ひょしゃっ じょ ミウだああ だっふぁコイケええああっはははひゃひゃhyたs こーモン…ブルブルしてるわ… おまえあっちいけ!! うぎきゃあチュッパッチャップス ああげうげkj ブリブリブリィィィ ムニャムニャモニョモニョバリバリ・・・本当にもうだmてえ。。 げぎゃああぎゅりわーーあお oh osだfだh だfだoh yeah・だふぁシャランQがjかjがはっはぶりぶりぶらいああらタイソンsがっはがっふぁん ブリバリボリボリボリあああ かぐyあひめぁぁだっはあ ナマチャ!! ナマチャ!!!!ガッシャアアン ブロンボン ぼばん ぼばんnだが そgんごはんブアバhシャアア ガダルカナルタカあおgjどあえああ じょぼじょぼじょぼハシモトじゅばじゅばモグ゙モグモグ16+ ジュシャアアアア ヤベエエエエエーー出まくってるぅぅ ミルミルミル!!! ムリムリムリィ・・・・・・・!!!!!!!!! うぎゃああああああああ いてえええ バレるぅゥウウウウ ksdじゃんあケツ見んなーアァッッァア あっちぃぃぃぃぃ あぼん ぶぼん ぶばんあブババババアバ ユワアッシャアアアアァァァァ モリモリモリ・・・・!!!!!! くせえええエェェェェ くせえぞこりゃあぁぁぁ ばおぶあじょjだシャバダハディバ゙ジゅ おぱ゚アアアアアアアアあああああ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 原人A 285 名前:原人A[sage] 投稿日:02/07/08 00 19 ID ??? 原人Aくんは、ある日 自分がとっても○○していることに 気がついた。 マンモス殺して、雪の中埋めてあるから 食糧には困らないし 火を焚いてるから 洞穴の中は居心地いいし、外敵も近寄らない。 あー。なんじゃこの気分は。 後に進化した子孫が「退屈」と名付けた気分だった。 なんとなく、食い終わったマンモスの大腿骨を、指で叩いた。 トントントントンと、叩いた。 意外にも暇つぶしに、なった。 そのうちなんとな~くな気分で トントコトンと、叩いてみた。 なんだかおもしろかった。 おもしろかったので、笑い出した。 トントコトン、に合わせて アーアーアーと、声を出して笑った。 さらにおもしろくなった。 もっと大きな音を出したくて 木の枝やら棒やらを使って 骨を叩きはじめた。 タンタカタン タカッタカットトン、トン テカタカツカツカ、チャンチャン、チャチャン ツカッカ、テンテケテンテン、タ、ツ、タ、ツ、ダダッダッダ! ズドドドドン!ダン!ズンチャカラカドン!ドコドコドコドコ ドコドコ、ズン、ダン!ズン、ダン!ズン、ダン!ズン、ダン! (↓へ続く) 286 名前:原人A[sage] 投稿日:02/07/08 00 20 ID ??? (上からの続き) 声にも抑揚や高低をつけて、 ウホッホー!ウオウオウオ!ウー♭ホッ!♯アヒャーーーッ♪ アウオウアウオウ、ウララララー!!♯ア♭ーーーー♯ーーーー ーーーーfーーーーーmfーーーーーーfff!!ーーーーーー♪♪ ウヒョッヒョ~!ダラリーラ、リーラ、ラランランランラ、ディ ギ、プッハァ~!!♪ドゥビダドゥー、ワッ!ドゥー、ワッ! シャバダバシャバダバ、シャバダバシャバダバ♪ドゥルルルル、 ドゥー、シャバダバ! 体も自然に動き出した。 足はステップを踏み、肩はスタイリッシュに波を打った。 仲間たちは、この理解不能な原人Aの行動にオソレおののいた。 怒り狂ったボスが出て来て、原人Aを逆さにして吊るしあげた。 もはや誰も原人Aを仲間だとは思わなかった。 狂った異物、病魔に犯された排除すべきもの。 原人Aは、懸命に、自分の発見したおもしろい遊びのことを 仲間にも勧めようとした。 それが最悪にいけなかった。 自分たちに病魔を押し付けようとしてくる原人Aを 常識的な原人たちは、完全に敵と認めた。 無数の棍棒が、原人Aを取り囲み 秩序も何もないリズムで原人Aを打ちはじめた。 退屈していた原人たちは 夢中になって やわらかい肉が固くなるまで 打って打って打って打って打った。 こうして 世界初だったかもしれない天才音楽家は 歴史に記されることもなく 粉々になった骨は、化石にすらならなかったのである。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 音楽 293 名前:音楽[] 投稿日:02/07/08 22 54 ID wg4gngTH その音が私の行く手を遮ろうとも 途絶えることのないそのリズムで リフレインが耳にこびりついてく 眠れない夜の月みたいに蝕んでも きっと私は夢中で駆出してしまう その音を追いかけているつもりで いつの間にか堕ちていくのだろう 呼吸するみたいなテンポで そう ゆっくりと 私の中に息衝く振動 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/508.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 作品 ■▲▼ 晴天なり、銃を持て 387 名前:晴天なり、銃を持て(1) [] 投稿日:03/10/15(水) 00 14 ID eBeKyArc New!! 媚売って120円。 躊躇する素振り見せながら服脱いで300円。 巧く丸め込まれたようにブラ取って見せて480円。 自分で胸を揉んで見せて乳首いじって480円。 「じゃあ下も見せて。」 そうだよな。 結局そこしか頭にないんだろうな。 わざとゆっくりキーを叩いて気が付けばまた1分60円。 ここまで入った収入1440円。 だから相手はきっともっと パンツ見る為に金を払ってるんだ。 ディスプレー越しに発情するぐらいなら いっそ糞して死ねよ、テメェ。 388 名前:晴天なり、銃を持て(2) [] 投稿日:03/10/15(水) 00 15 ID eBeKyArc New!! しかしまぁ 笑ってあげるよ ケタケタケタ。 エー ホントォニ見タイノォー。 恥ズカシイナァ。ドウシヨッカナァ? ジャア今日ハ特別ダヨォー。 マタ会イニ来テクレルナラ見セテアゲルゥ。 定型文ねじり込んで 満足できるほどあなたもきっとハングリー。 私には1時間3600円の価値がある。 あと50年生きていくって話なら ざっと1億5千万ぐらいは稼げるさ。 いや、 不眠不休で値下がりしなかったらの話ッスけど。 389 名前:晴天なり、銃を持て(3) [] 投稿日:03/10/15(水) 00 16 ID eBeKyArc New!! パンツ見せた金を汚いなんて言っちゃ無粋よ。 この金で今日も納豆買って食ったんだ。 納豆に卵が入れられれば最高にハッピー。 今日も最高にハッピーだ。イェイ!! 明日もその明日もハッピーハッピー サンキューハッピー! ハッピーハッピー サンキューハッピー!!! 嗚呼素晴らしきこそお金。 パンツ見れてあなたもハッピー。 納豆食えて私もハッピー。 みんなで幸せ。まさに極楽。 いっそ糞して死んでやろうか。 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 宵の明星 390 名前:宵の明星 [] 投稿日:03/10/15(水) 01 47 ID jEDBgBB4 New!! 今日良くない事があって 駅から家までの長い距離を とぼとぼ歩いて帰りながら 枯葉や古びた空き缶を横目に 灰色の世界を進んでいたら ふとカラスが鳴いて 逆光のビルの向こう側に その景色をつくりだす 優しそうな夕焼けが見えたので ありがたいありがたいと思いながら 多少なりとも上を向かねばと それを眺めていたら 高層ビルの継ぎ目から 白痴者みたいに輝く光が 視野に入り込んで来たので 舌打ちして唾をぴやっと吐き捨てた 僕は君を綺麗だと思わん 君は他人から綺麗だと おそらく言われ続けて或いは 言われようとしてそうやって 毎夕輝き続けているのだろうけど そういう押し付けの優しさよりも まだどう輝いていいのかわからない 六等星の方がどれだけ 素敵か知らん でも今日は 今日はやっぱり ありがとうね 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 偉大なる 392 名前:偉大なる [] 投稿日:03/10/15(水) 04 45 ID HR5tja/Z New!! 将軍様は 色付き眼鏡 右向け左 上向け下 と号令をする 将軍様は ふくよかな頬 骨で働け 慈悲でしのげ と号令をする 将軍様は 天然パーマ 嘘はつくな 頭を使え と教えてくれる 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 「 397 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [制作工房] 投稿日:03/10/15(水) 14 31 ID 5ONv2sK8 New!! ニグロとシャンペン めんどくさがり屋の梯子車が行き着く先は双児の高層金融建築 新宿で金色の街の中で解決したことについては、少なくとも20年まえの古い話 楊貴妃の棺によって満たされた黄金の液体 不規則はトレーさえに作られました コンピューターの衝突は要望の原因に関する誕生です まだねらい続けなければなりません 後腐れが全て消え去るまでは 398 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 14 47 ID NfJIoSSU New!! 見上げた空は金色で ぼくの心を豊かなものにした 二羽のなにかが高くを飛んでいて じゃれあっているのを ぼくはぽろぽろと もう、ぽろぽろと なきくずれてしまった 風の音はするけども 羽の音がしない 口からなにも出ず 鼻からなんか出て さっとうつむいて また歩きだした 399 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 14 50 ID NfJIoSSU New!! ↑あ、「その2」です 400 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 15 37 ID NfJIoSSU New!! その3 ティッシュ ティッシュ ティッシュ ぼくのティッシュは 千金だ 湯水のように つかっちまう 401 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 16 01 ID 6EYq6ttt New!! その4 溺れるのがいやなら おこぼれをあげようね 目つぶし 金的 なんでもアリだ 地獄のバトルロワイヤル 鳩のために奏でる官僚的なソナチネを 聞かせてほしい彼の失敗したジャムの食べ方みたいだ あなたの奥方の心配は「けして言ってはなりません」 金鉱採掘のあとに……… 403 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 16 21 ID nbq1oC+J New!! その5 俺はサイクロン 君の薬が効いてきて マッハ真っ赤なサイクロン 死にぞこないの雄牛が襲え! しめじ100円200円 どっちどっちらどっちでも EEEEいい関係 両家の繁栄御繁栄 かんかかかかかかか乾杯!!! ミルク精子の悪玉割れて ちりぬるをわか桜木町 弁天橋を垣間見つ 銭銭(ぜにせん)投げる碌歩の蝶 咲く論サクロン/イェンタウン こちらはどちらのドチラさん? ポッケの穴からコンニチワ! 天然ポカリを吸い込んで 在るはサクサク農作業 早く頭良くなりたいなぁ~・・・・ 404 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 16 37 ID F/p+QBRr New!! その6 ある日「路上」を歩いてたら突然「金星」人が襲ってきた! 俺っちは吃驚して、スッ転んじまって、もってた「切符が爆発」しちまった! そらもう、粉々に砕けちって、頭んなかはスーパー「ノヴァ」に「急報」されて、 まったく突然の出来事だったから、俺っちはなあんもすることがなくなっちまった。 これが金欠なんだ。わかるだろ? 金はないよ。おまわりさん。 それから数日間はひっきりなしに「嘔吐」して、 「H」をしこたま買込んだあの日が急になつかしく思えて、 俺っちはそんだけだったのさ。 もうなあんもすることないぜ・・・・・・・・ 406 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/15(水) 18 28 ID A8FoVxZv New!! その7 なにもない手で 砂をつかむ さらさらと こぼす 夕陽が ただの砂を 砂金に変えた 地面に落ちて また元の砂 407 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/15(水) 18 35 ID A8FoVxZv New!! その8 暗黒の宇宙に ゴミのように漂っていた どれだけの時間 どれだけの距離 旅をしてきたのか 今 何かが 引き寄せる 抗えない 強大な力 近づく 空気との接触 熱が削る 壊す ばらばらになって 落ちていく 川へ海へ 山へ大地へ 人が見つけた 人が与えた その価値 金 409 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 20 30 ID WdGFtuft New!! その9 みちるさん 大切なこの想い届け空ー! こんちくしょーう! やっさほーい! その端金を全部甥的なー、、、へっへっへ 狂った揚げせんが宙を飛び交う魔列車のごとく 理ん倫理理ん倫理林♪ 暁のフラッシュ 閃光’7 嘶く蟆 馬 そこら辺でうろついてろ 事故後に育まれた示談金 ハッセー! あ、あぁ~あー。 品川44は66-74 いきなり運転免許剥奪された様な気分だよ。 416 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/15(水) 21 42 ID NeF8vxqO New!! その10 キンピカのランドセル背負って 迷い込む 高い森 のっぺらぼうや数字のお化けに目をつむり だだだと走っていく いきたい 両手をひろげて つかみきれるものいっぱい つかんで 以外とすくない手の中は ふりかえって肩あげたら おちてった もう ふりむくことはないだろう 418 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/15(水) 22 04 ID YPL2UGRg New!! その11 暴徒に占拠された白 治安の維持はうまくいってるか? 袖の下で勘弁してくれよ 暴徒に占拠された白 執行猶予とモラトリアム どっちでもいいよ キンピカのランドセル背負って… 419 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/15(水) 22 13 ID NeF8vxqO New!! その12 枠をこわせば さらにでかい枠に囲まれる いやじつは ゴッキーのように誘われているにかもしれない 天気予報がはずれたからと言って いや俺は怒る 怒鳴る なにはずしてんだこの大息子野郎! てめぇーなんざコンリンザイ息子だ!! なあ いってみないかい? とりあえず でっかい枠が 俺達を探しにくるまではさ 422 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 01 39 ID Lwxt/67X New!! その13 後ろから追ってくる声が遠い か細く、蚊の羽音のほうが大きい 誰もが金メダルを目指し、 盲目的に邁進する姿に感銘を受ける 涙ながらに追従したとして、 私に追いつくことは不可能だ 声が遠いんだよ、声が・・ 425 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 11 16 ID CJRcK9eE New!! その14 ぁぁぁぁぁぁぁあああぁあぁぁぁぁぁっっ 頭の中にいろんな声がうずまく 溶け出し、まざりあい、色を生む 宇宙は想念の発火だ そう、私は今ここで生まれたのだから! だから私は正しい事しか書かない 嘘 私なんていない 生まれるわけがない だが 言葉が蠢動する 頼む 教えてくれ 言葉は誰 426 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 15 07 ID vu+PLH32 New!! その15 筋力の弛緩が波のように さては、ここまで来て、いったい何を失う? オルレアンの戦いに 洗濯する騎馬民族かアップル ジョーカーに聞くのが馬鹿に目についた? そうか、それもいいさ。 塗れさせないのか? 君が髪を おいおい、停止中悪いんだけど NHKの受信料払ってもらえるかな? 「え!いまですか?」 433 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 17 22 ID 0LRTeSKQ New!! その16 並ぶ間もなく追い抜かれた気分はどうだい? いや、まだ追い抜かれていないのかな? どっちでもいいよね、そんなこと。 ケーキ、、 食う? 甘党だろ?お前 いや、辛党だっけ? どっちでもいいよね、そんなこと。 まじめって疲れない? 僕挫折したんだ。 心の捻挫みたいなもんだろ? 痛くも痒くもないんだよ 不思議だよね ポエム 書いていい? シコシコ端正込めて練り上げてさ 一気にドン!だよな? (笑)お前にも見えるのか? あの北極星の、 隣の家に住んでる、 女子大生の、 カーテン越しの、 稚拙な裸の、 描写がさ どうでもいいか、そんなこと 夢にシリコンでも詰めとけよ クズ野郎。 434 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 19 42 ID CJRcK9eE New!! その17 長すぎてなにを書いてるかわからない。 その上、途切れ途切れ。 うんこだってもっと短くて、連続してる。 新手のage荒らしですか? つまらん。 もっと面白い事をかけよ。 言葉の瓦礫の積み重ねでしかない。 ◆IuTHzRDdy2 よ。 わかってんのか。 わかってるならちゃんと書け、ちゃんと。 ちゃんと面白い事を書け。 面白いなら許す。 作品ってのはそういうもんなんだ。 435 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 21 38 ID fgI+swqB New!! その18 みてごらん この大地で調和のとれたものが何一つないことを まばらで、必要のないものばかりで ぼくも、きみたちも なにひとつ整っていないんだ あちこちでいろんなものが発生しているだけなのに あたかも何億年もいるかのように いすわって ばらばらに発生した僕らは きみたちに対してなにを言うこともできず ぼくたちも聞き取れない ばらばらに消えていくだけなんだ 証明できることはなにもなく ぼくはきみたちに言いたい なんでそんなにゆがんでいるんだと 止まっているものがどうしてぼくらなんだ つぶされるものはなにもなく モグラのように引っ込むだけさ 436 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 22 07 ID eoPD9nW1 New!! その19 なにがみえる? そこになにがみえる? おまえにみえるものがおれにもみえるか? こたえをのぞむだけなんだろ? こたえをさがしあつめて それでおまえはまんぞくするんだ なにかをみて なにかをみたつもりになって なにかをかんじとるんだろ? そこになにがみえる? おまえにみえるものがおれにもみえるのか? かつてそれをみたものがいるのか? ねがうだけならだれでもいいのか? だれもがのぞむからおまえはみるのか? いみをもとめてみつづけるのか? すでにあるものにきづいていないのか? きっとおまえはそこへはいけないさ… 437 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 22 12 ID fgI+swqB New!! その21 瓦礫に埋まる金塊を見つけたお前は 屍を抱いた学者に見える みつけられる者はかぎられている いいんだよ うつむいてて けっしてだれも おまえをとがめたりは しないから 438 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/16(木) 22 13 ID fgI+swqB New!! すまん その20だ 439 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/17(金) 00 32 ID qQWSORcf New!! その21 それはいい案だ けっして悪くない しかしよく考えてみろ 世の中にはお前より頭のいい奴は ゴマンといるんだ それが成功する確率は非常に低い なに? それでもやるのか? 今ここで 俺に叩きつぶされてもか? うすっぺらの金貨のように 醜いすがっ よ・・・し それ・・・で・・・いい か・・・けろ 440 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [] 投稿日:03/10/17(金) 00 34 ID qQWSORcf New!! その22 この後は お前にまかせよう 441 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/17(金) 00 42 ID kDL82WJG New!! その22 まてまて… まってくれ! 俺の順番抜かしてない? え? いやだってホラ、俺カード一枚多いじゃん! え?、怒ってねーよ、 いいって、いいって! こうやってさ、君と話すのも久しぶりだね種子島? うん、愛って言葉はね、カタカナのノ書いてツ書いてあとなんかこう えいやって、うん四角の下ないやつ、うん、で心って漢字で書いて、 あとなんかこう冬の下の点々ないやつみたいなやつ書くんだよマイスウィートハニー。 OK?サモハンキンポー? オー、イェースゥ、、、チャウシンチー? ア~ハ~ン、、、、。 サコセーン くださーい センザーイ くっださーい。 コゼニ多いよ~。。 442 名前: ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/17(金) 00 52 ID 5N+JI5j3 New!! その24 そうなのだそれが当然立川真言流の髑髏本尊となって立ち現れそして花から花へと移行しながら離れ技を披露しつつよんどころないままに静かにうつむいていくと言った訳なのだがしかし問題は先ほどの赤い羽根共同募金に集められた120、468、925、857円のうち いったいどこの誰がどのくらい着服するかといった事なのだが複数人いるとしてもこれは双方痛み分けといった形には決してならないだろうと予想されてしかるべきだと世界の向こう側で愛を叫んでみてもよすがなしとまたはやるせなくもあるに違いないような気がするあたり 変に気をつかう羽目に陥るや否や? 443 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/17(金) 01 35 ID TUcg1L0p New!! その25 当然-どこの誰が-しかるべきだと-いった事なのだが-世界の向こう側で愛を叫んでみても- 立川真言流の髑髏本尊となって立ち現れ-離れ技を披露しつつ-マイスウィートハニー- ばらばらに発生した僕らは-ケーキ、、 食う? -ような気がする-や否や-お前にまかせよう-と来たもんだ うんこだってもっと短くて、連続してる-よ-その-チャンプを目指して投稿開始! 444 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/17(金) 02 01 ID qQWSORcf New!! その26 目に見えているものを 目でとらえている者達にささぐ きばれ うんときばるんだ 脱糞してもいい 片付けろよ ほれ きばれ! 腹がふくらんで! ノドが引き締まって! 前傾姿勢になって! おし ちょっと落ち着け 深呼吸しろ どうだ?まわりでお星さんがまわっているだろう? 死ぬとこだったぞ 心配かけるなよ ほら、次からもうするんじゃないぞ さあ、もう、帰れ 446 名前:「 ◆IuTHzRDdy2 [sage] 投稿日:03/10/17(金) 02 07 ID qQWSORcf New!! その27 あれは3年前 ふざけた野郎に きばらされた時のことだ 目がどうしたこうした だっぷがどうしたこうした きばらしといて きばらすだけ きばらしといて 背中たたかれて もう帰れ なんだってんだ おれは安物の万力じゃないよ 高い万力でもないよ しかしあれから彼女はできるし 進学校には受かるし 宝くじ一等当たるし 最高だな しかしあれ以来 きばってんだけど どうも納得がいかないんだよな うんこがかたいんだよ (397-401,403-404,406-407,409,416,418-419,422,425-426,433-444,446の本文) 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/540.html
ページ:1 2 お題 深 開催期間 06/10/16~06/10/25 参加作品数 17 審査員 8人 本スレ 17の589-680 議論スレ 14の26-69 【チャンプ】 SINK(大木人):6点 【準チャンプ】 堤燈鮟鱇哀歌口上(napple):5点 作品一覧 No. タイトル 作者 点数 591 SINK 大木人 6 592 poem - - 593 奥 - 1 594 水底の巌 - 1 595 堤燈鮟鱇哀歌口上 napple 5 596 深く深く・その先 - - 597 mermaid - - 598-599 日々、夜と海とが混ざりゆく 詩種 3 600-601 神無月 bottom in the depths 3 602-604 .9. - 2 606 あくびの夜 - 4 607 無題 - - 608 郷愁 あぶく 2 609-610 人に残された空 GON 4 611-612 犀の角 穢土 2 613-614 イドの底から リフレイン 2 615 無題 - 1 【審査員】 アポトーシス ◆.7lbrSv9uY ◆UnderDv67M Canopus ◆DYj1h.j3e. 霧都 ◆SNOW/oy/Uw 葉土 ◆Rain/1Ex.w ikaika ◆YffIGX9Bno ◆OPBYKkBBNQ ◆mint///ltQ 【採点レス】 619 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 18 29 01 ID jbbtfLkG 2点 600-601 :神無月 1点 615 :無題 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 591 :SINK 【合計3p】 595 名前:堤燈鮟鱇哀歌口上 【合計1p】 598-599 :日々、夜と海とが混ざりゆく 【合計1p】 621 名前: ◆UnderDv67M [100%自由&散文詩ばかりで糞つまんね レベル低すぎ。シネ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 15 27 ID 6CCHohOE 602-604 :「 .9. 」 【合計1p】 608 :郷愁 【合計1p】 609-610 :人に残された空 【合計2p】 613-614 :「イドの底から」 【合計1p】 658 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/10/25(水) 00 33 37 ID sFqH6T1s 2点 595 堤燈鮟鱇哀歌口上 1点 600-601 神無月 659 名前:霧都 ◆SNOW/oy/Uw [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 07 01 25 ID UaFLYASS 2点 606 あくびの夜 611-612 犀の角 1点 591 SINK 593 奥 664 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 36 20 ID dSqmTd72 1点 595 堤燈鮟鱇哀歌口上 591 SINK 608 郷愁 606 あくびの夜 665 名前:ikaika ◆YffIGX9Bno [] 投稿日:2006/10/25(水) 16 07 10 ID DiqJdt4p 一点は 594と 595 667 名前: ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 18 46 53 ID oLvuQM8u 598-599日々、夜と海とが混ざりゆく 二点 609-610人に残された空 二点 602-604.9. 一点 606あくびの夜 一点 613イドの底から 一点 668 名前: ◆q3QGE5pU4w [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 21 32 04 ID S5k9+JhN 591さんの SINK に1点 669 名前: ◆mint///ltQ [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 21 35 09 ID S5k9+JhN トリップ失敗しました(汗 作品 ■▲▼ SINK プライオリティ と彼は十回唱えた 新しい朝と 古い夜の話をした 擦り合わさっていく世界のことを話した ビールを一口飲んで 目をつぶった 飲み下す飛沫音が その一粒一粒が 希望や可能性に感じられた どこにでもいられるはずの人々が どこにもいられない現実 生きることが簡単じゃないという事実は とっくにリアリティを失い また新しい朝が始まることに希望を抱く 夜が始まる 591 名前:SINK[sage] 投稿日:2006/10/15(日) 18 02 18 ID XPku7H5P 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 俺様が4回目の参加。 俺の判断は毎回正しいんでそのまま受ければ結構 詩度 詩になっているか・エッセイ拒否・比喩の使い方 深度 テーマを守っているか・発想力は優れているか 俺度 俺的に面白いと思ったか・独断と偏見 591 :SINK スピードスター賞に付き無条件3点 詩度- 深度- 俺度- 【合計3p】 650 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/10/24(火) 23 13 33 ID hr80ioZi 591 前半の浮遊感ただよう情景描写は、読んでて心地いい。それらをうま くまとめきってないように感じた。 660 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 01 55 ID dSqmTd72 591 SINK THINK じゃなくて SINK なんだね。沈む(落ち込む) 冒頭の 数行が、SF小説の最初のつかみみたいな気分で爽快。 生きることが簡単じゃないという事実は とっくにリアリティを失い ここよかった。書き手さんはまさに現代人ですね。 680 名前:大木人[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 14 15 11 ID 0jeGMITy 「SINK」書きました。 遅れてゴメンナサイ。 次のお題は「嘘」でいかがでしょうか? 26 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 17 58 54 ID jbbtfLkG 591 SINK プライオリティから始まるこの詩には ビール、とリアリティと三つのカタカナ表記が出てきますが その繋がりや行間を読ませるだけのイメージがなく 作者が伝えようとする深さを感じられませんでした。 しかし優しい読後感には好感が持てました。 45 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 08 38 ID OPVyt5ht 591 :SINK 言葉のつむぎ方にとてもこなれている印象を受けた しかし、二度も出てくる「希望」という語の扱いだけが謎で 作者にとっては自明なことでも これではそこへと至る「彼」の内的必然が読み手側には不明瞭であるように思う 【得点】 6点(チャンプ作品) ◆UnderDv67M:3点 霧都 ◆SNOW/oy/Uw:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ◆mint///ltQ:1点 ■▲▼ poem なりひびいてなりやまない 昼のできごとを なんどもかきだそうとして なりやまなくなった音楽のことを さいごにかたりだそうとしてかたれなくなった あの夜のことを 瞳を閉じればみえてくる だれかのこえの中に消えてなくなった しろい息のことや わすれてしまったいくつかの散文詩のことを もう一度だけかたりだそうとして かたれなくなった かきだそうとして かきだせなくなった おわらないよるにねむって はじまらないあさにとりのこえをきく そしてひるにはだれもいなくなった 592 名前:poem[] 投稿日:2006/10/16(月) 22 46 13 ID gZrCnLF5 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 592 :poem ゴミ 詩度0 深度0 俺度0 【合計0p】 650 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/10/24(火) 23 13 33 ID hr80ioZi 592 所々、ことば遣いにセンスを感じた。正直、深みは感じなかったな。 660 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 01 55 ID dSqmTd72 592 :poem 青の題のときだったかな、、夜空に詩をコッソリとささやく詩人の (がなりたててはいけない、そっとささやく)詩があったんだけど、思い出しました。 そしてひるにはだれもいなくなった この行が、跳躍が大きくて、詩的ではあるんだけど可能性がいつくか想定されてしまって (つまり、世界の終わりであるとか、あるいはポエジーが捨てられてしまったとか、 あるいは、自分だけが取り残されているとか、自分の中のポエジーがどこかにいってしまったとか) 焦点があわなくてザンネンでした。 26 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 17 58 54 ID jbbtfLkG 592 poem 感性だけで描かれた詩を、私は好きになれない。 この作者の想像力や感性に詩の可能性を感じるけれど作品の荒さがもったいなく思う。 例えば「よる」や「あさ」や「ひる」という単語がこの詩を平凡にしていると思うのだけれど その種のイージーな単語を使わないままでこの詩のイメージを表現する方法を模索して欲しい。 45 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 08 38 ID OPVyt5ht 592 :poem これも非常に言葉遣いが洗練されている それにリズム感が抜群にいい 通して読むと「散文詩」というところにひとつのアクセントがついていて こういうやり方も手なれたものを感じる しかし、タイトルからして「詩の詩」であるのに 「散文『詩』」という語を登場させてしまうことで内容に混線が生じている気がする ■▲▼ 奥 ;ph7:、」「@。bvvvswcl;お、:¥@「 五月雨の奥、日向の奥、夕焼けの奥、太陽の奥、 身近な奥、遠い奥、戦術の奥、無防備の奥、 悲しみの奥、蜜柑の奥、喜びの奥、襖の奥、 また奥の奥、瞳の奥、心の奥、どうにもならない奥、 恋の奥、窓明りの奥、時間の奥、明日の奥、昨日の奥、 出会いの奥、杏の奥、別れの奥、痛みの奥、再会の奥、 許しの奥、許せないの奥、アルバムの奥、涙の奥、 言い訳の奥、君の奥、視線の奥、光の奥、声の奥、 言葉の奥、真意の奥、誠意の奥、嘘の奥、眠りの奥、 夢の奥、逃げ出した奥、逃げられなかった奥、壁の奥、 穴の奥、病院の奥、棺桶の奥、火葬場の奥、星の奥、 死の奥、生の奥。 593 名前:奥[] 投稿日:2006/10/17(火) 01 09 44 ID 7UIJN7fA 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 593 :奥 詩度0 深度1 俺度0 【合計0】 650 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/10/24(火) 23 13 33 ID hr80ioZi 593 冒頭の一行は、「自動筆記ですよ」というアピールだろうか。人の一 生をなぞりながらの奥の羅列かな。各々に緩やかな関連性があるのが、却って 読みを妨げたように思いました。 660 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 01 55 ID dSqmTd72 593 :奥 蜜柑の奥 と 時間の奥 がよかったなあ。。。なんか出てきそうです。 許しの奥、許せないの奥も面白い。 なんというか、まだこれは作品未満という気がしますよ。 頭んなかをざらっとあけて、こっからが勝負のような。 26 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 17 58 54 ID jbbtfLkG 593 奥 これの三倍くらいの奥を並べていただけたら少しは感動したかも知れません。 私個人としては「どうにもならない奥」だけを描いて欲しかったです。 45 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 08 38 ID OPVyt5ht 593 :奥 これは出オチの一種ではないかと思う そしてその域から脱け出していないとも思う 「奥」という字が文字ではなく なにかのキャラクターに見えてくるのは面白い目の錯覚だと思う 【得点】 1点 霧都 ◆SNOW/oy/Uw:1点 ■▲▼ 水底の巌 暗くつめたい海の底、 死せる者は糧と成し、 生ける者は死を迎え居り。 そこに或るのは闇と冷水、 死を司りし生の天敵、 皮肉な事は、 死は生ける者を脅かさずに、 死せる者をも慰める。 光の射さないこの水底で、 あれは何を見つめるか。 ああ、遠い記憶を湛える巌よ、 君は何れに流れるのか。 "我を打せる者、何処に在らん" 巌よ、君は、余りにも硬すぎて、 その悲しみは、在らざりければ。 594 名前:水底の巌[] 投稿日:2006/10/18(水) 02 56 32 ID bqEU7aRz 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 594 :水底の巌 NG・口語詩と文語詩の混同 失格 650 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/10/24(火) 23 13 33 ID hr80ioZi 594 食物連鎖の舞台としては、海底の岩より難破船のほうがよくなかった かなあ。難破船には生き物が住みつくからね。 661 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 02 40 ID dSqmTd72 594 :水底の巌 音律のきれいな定型詩です。 中身は、少し冗長で、もう少ししぼったほうがいいかも 死が安らぎとなる情景なわけですが、情景描写は少ないので、詩情がたちあがるほどには 書ききってない気がします。(つまり、説明部分が多かった) あと、綺麗な語句ではあるんですが 巌よ、君は、余りにも硬すぎて、 その悲しみは、在らざりければ。 なぜ、カナシミがないのか、ちょっと不明でありました。死ぬ運命にないことは十分悲しいのでは? 26 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 17 58 54 ID jbbtfLkG 595 水底の巌 詩に限らず生死という事柄は多く語られていますが、残念ながら今のところ この詩の作者の死生観には興味がもてませんでした。 45 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 08 38 ID OPVyt5ht 594 :水底の巌 まず白状すると、僕は文語調のたぐいの詩には常に不信感を持っている というのもそれは結局美に美を見出そうという態度であると思うからで (もちろん例外もある) この詩の場合も、たとえば「死」は決してナマでリアルな「死」ではなく、 観念的なあくまで美に奉仕するための道具としてしか扱われていないと思う そしてそこにこの詩の限界を感じる リズムへの気配りが中途半端な気もした 【得点】 1点 ikaika ◆YffIGX9Bno:1点 ■▲▼ 堤燈鮟鱇哀歌口上 ちょいと皆さん寄ってらっしゃい、ね、他では二度とは見られない、二度も見たらば肝潰す、ってんで、 お時間取らせず仰天させるは世にも珍しアンコウ娘、奇奇怪怪なるモンスタァ、絶対に損はさせないよ、 其処の嬢ちゃん坊ちゃんは社会勉強に、お姉さんお兄さんは身の毛もよだつスリルに、どうぞ、 子供も大人も愉しめる、今晩だけの見世物小屋で、御神の祟りか悪戯か、人間神秘の深みに触れて、いって、ね、 生まれ出たのは海の上、貧しい船から捨てられて、海溝這いずり陽も浴びず、恋も情けも知らない娘、 生活就職ままならず、行き着く果ては見世物小屋か、奇異で不憫なこの娘、どうぞ見てって下さいな、よいと、 一見尋常肌白き、花も恥らう乙女の体躯、しかして頭の紙箱取れば、世にも醜いチョウチンアンコウ、 眉間のチョウチンくゆらせて、啜り泣くよに発光すれば、誘き寄せるはお客か餌か、夜と海とは同じ色、 お口を開けばギザギザの牙、どんな甲羅も貝殻も、ひとくちグサリだ散り散りだ、 腫れぼったいマブタに隠れるつぶらなマナコは、人間の闇を見てきた目だ、ぢっと、 「恨みも辛みもないけれど、どうか醜い此のアタシを、何にも言わずに愛しておくれ」と、 アンコウ娘がうたうはブルウズ、容貌似つかわぬ美声は深海まで届き、両親探して孤独な迷子、 歌の上澄みマナコの深み、一夜の慰み哀歌の極み、地上に這いずり見たのは何か、 一人ぼっちのアンコウ娘が、お聞かせしますはDSB(デヰプ・スロウト・ブルウズ)、 咽喉の奥まで悲しい海で、溺れず済むのは孤独な歌の、因果なるかなアンコウ娘、 一に恐怖で二に感嘆、三に同情四に涙、御託はいいから見てけば分かる、ロクでもねえとか仰らず、 此処に入って見て聞いて、どうぞ、皆さんのお心の海溝まで歌声が沈みましたら、 お金は出口で帰る時に宜しくお願い致します、ね、 太鼓とベルが鳴っている間にお急ぎ下さい、さ、さ、 595 名前:堤燈鮟鱇哀歌口上[] 投稿日:2006/10/19(木) 01 04 50 ID 1/eLXhk+ 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 595 名前:堤燈鮟鱇哀歌口上 詩度0 深度0 俺度1 【合計1p】 650 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/10/24(火) 23 13 33 ID hr80ioZi 595 「生活就職」が気になるなあ。ことばが今風すぎやしないか。悪戯っ ぽく読者を何度も深みに引きずり込もうとしてるね。面白い仕掛けです。 661 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 02 40 ID dSqmTd72 595 :堤燈鮟鱇哀歌口上 文句なしに面白かったです。ナイスバディのお姉さんの頭が鮟鱇。グロテスクな鮟鱇、 人魚の男性版に頭部が魚で体が人間っていうバージョンがあるんですが、あれ思い出しました。 魚の頭部って、表情が判別できなくて、異様です。これが女性ってとこが一層哀れで、若干。 26 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 17 58 54 ID jbbtfLkG 595 提燈鮟鱇哀歌口上 上手ですね。すでに「口上」としてジャンルが確立されているものなので あえてこの詩板で描かれたという意図に与すると、これは面白い詩だと思います。 深みというお題にもちゃんと絡んでいるので技術的にも優れた作品。 46 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 09 49 ID OPVyt5ht 595 名前:堤燈鮟鱇哀歌口上 僕は口上についてよく知らないけれど この詩の面白みはこの語り口にウェイトがおかれている気がする 見世物である堤燈鮟鱇自体への趣向が欠けているように思う ただ「DSB(デヰプ・スロウト・ブルウズ)」はとても秀逸なフレーズで 英語では「マウス・ミュージック」がオーラルセックスの隠語らしいけど それと同じで、なんか忘れられなくなりそうな言葉ではある 54 名前:napple ◆BMW0Jpd26c [sage] 投稿日:2006/10/27(金) 02 21 03 ID MDJ4UazJ 「堤燈鮟鱇哀歌口上」を書いた者です。 お目を通して戴いた方々、並びに点数やコメントを下さった方々、ありがとうございました。 一応、次回は審査員として参加させて戴ければと思います。 【得点】 5点(準チャンプ作品) ◆UnderDv67M:1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ikaika ◆YffIGX9Bno:1点 ■▲▼ 深く深く・その先 ・水が落ちる ・ナイフが刺さる ・死骸が沈む ・わたしが売る~春 ・沼のいたずら ・海の青 ・君に足を取られる ・抱き寄せられ目をつむる ・余計なことを考えまいと仕事に没頭してみる ・血縁の死 友の死 畜生の死 ・おじぎ草の恥じらい ・愛の増徴 ・初めての万引きから ・宇宙の黒 ・偽善者の妄想 善良者の慎み ・肺胞の哀しみ ・他人の批判 我の愛 ・炎の情 氷の静 ・脳裏 ・うらやみ ・涙のワケ どこまで? どこまでだろう きっと思いもよらないところまで 596 名前:深く深く・その先[] 投稿日:2006/10/19(木) 02 27 02 ID NWGdaPaC 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 596 :深く深く・その先 つまんねぇ……。 詩度0 深度0 俺度0 【合計0p】 650 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/10/24(火) 23 13 33 ID hr80ioZi 596 わざとメモっぽい箇条書きにしてるんだけど、内容までメモだよ…。 「多彩なイメージ」ではなく「未整理なメモ」に読める。 661 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 02 40 ID dSqmTd72 596 :深く深く・その先 これは、微妙に個人のプライバシーが暴露されてるかのごとき仕掛けがあって(現実がそうっていう意味じゃなくて) 暴露記事に眼を奪われてしまうような魅力がありました。 とはいえ、路線的にあ自虐傾向が強くて、やっぱちょっと食傷気味。 26 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 17 58 54 ID jbbtfLkG 596 深く深く・その先 箇条書きなのがいいですね。 ただ使われている言葉がチープで詩的な表情が少ないのが残念です。 深さも感じられません。 46 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 09 49 ID OPVyt5ht 596 :深く深く・その先 最後の三行で詩が飽和してしまっているように思う せっかくの箇条書きのアイデアが上手く使いきれていないのが もったいないように思う テンションが尻つぼみになってしまっている ■▲▼ mermaid あの子の話をするあなたはさみしそうに嘲笑(わら)う 瑠璃色の海の底 打ち拉がれるあなたの姿 みつけた時から私の願いはただ一つ こみあげた言葉胸の痛みがつなぎとめる 何度飲み込んだだろう 口にできないのならいっそ全て捨ててしまってあなたのそばに 突然いなくなったあの子 今ここにいるのは私なのに 虐げていた言葉が雫となって溢れだす そのすべをすてた私に奇跡は起きない やわらかな甘い檻 鍵も柵もないの でもきっと私はここらかでられない だから隣(そこ)にもいけないの 瑠璃色の瞳 そこに映るのはあの子の影 あなたを傷つける言葉(すべ)をもたない私はここで心うらはら微笑むだけ 泡となって消える日まで 597 名前:mermaid[] 投稿日:2006/10/19(木) 03 27 56 ID AiUw+tni 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 597 :mermaid くっだらねぇww 詩度0 深度0 俺度0 【合計0p】 650 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:2006/10/24(火) 23 13 33 ID hr80ioZi 597 人魚姫の物語になぞらえて、王子と結婚する姫君の視点がモチーフに なってるのかな。だとしたら着眼点はいい。ただピンぼけの印象があるね。 661 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 02 40 ID dSqmTd72 597 mermaid 人魚姫、なわけだけど、アノ子って誰?と混乱してるうちに詩が終わっちゃいました。 27 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 18 00 56 ID jbbtfLkG 597 mermaid 作者の苦しみは深いのだと思いますが、個人的にこのタイプの詩は苦手です。 傷つかれるかも知れませんが、ミルク臭い感じが否めません。 ただストレートなだけに心には響きました。 46 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 09 49 ID OPVyt5ht 597 :mermaid 言葉の使い方、たとえば 「口にできないのならいっそ全て捨ててしまってあなたのそばに」 「あなたのそばに」で文を終わらせるところなんかは 歌詞の手法に近いと思う あと不自然なルビを使うのはとても危険なことだと思う ■▲▼ 日々、夜と海とが混ざりゆく 灰色の空は、冬の海を映し 青黒に泡立つ水面は、彼の者の鏡 潮騒は、既に日々の一部 届かぬ言葉は、沈んでゆく 打ち寄せる波は、さめざめと泣く 歪な線が、描かれてゆく なあ、君はまだ 待っているのだろうか 風に吹かれる暗い海の そこ で、 落ち窪んだ瞳に、哀しみを湛え いつ会えるともしれない 恋人を、 琥珀色の陽は昇り、彼の者の上を斑に通り過ぎる 蒼白色の月が浮かび、深いビロードの闇を照らす 痛みは、夜に落ちてゆく 打ち揚げられた海藻が、死んでゆく 光が、熱を奪ってゆく 幾度、くり返された光景か 黒く塗り潰された境界線を見つめる眼差しは、 百合の花をその手に持ち、蹲くまっている 彼女もまた、待っている一人なのだ 帰らざる君を、 砂浜に 点々と残る足跡は、 知らない誰かのものだろう けれど、彼女はそれを辿る 記憶に挿んだ 君の面影を、延々と探し するりずるり 裸足で向かい、波うつ 際に立つ 危ういバランスで、 風鳴りは、戻らざる時を渦巻いて 彼女を揺らす 時折、大きく吐き出される 白い息が、 冷たく 闇に溶けてゆく 刻が彷徨い、静かに 経つ やがて、融け合う雲間に 白い光が射し込む頃 彼女は、ゆっくりと振り返り 再び、するりずるり 歩きだす 砂の上に、歪な線が引かれてゆく 慟哭が、空に響く一遇 風が砂を舞上げ、視界はザラつく その手に、百合の花は 既に無く 混じり合う色が、音を奪ってゆく なあ、その光景を見ていたのは、 私なのか 君なのか 598 名前:日々、夜と海とが混ざりゆく[sage] 投稿日:2006/10/19(木) 05 20 25 ID el3kzw2/ 599 名前:日々、夜と海とが混ざりゆく[sage] 投稿日:2006/10/19(木) 05 21 53 ID el3kzw2/ 【コメント】 620 名前: ◆UnderDv67M [ ] 投稿日:2006/10/23(月) 23 03 33 ID 6CCHohOE 598-599 :日々、夜と海とが混ざりゆく 詩度1 深度0 俺度0 【合計1p】 656 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:2006/10/25(水) 00 14 11 ID sFqH6T1s 598-599 最終連、視点の転換が目をひいた。逆に言うと、それまでの悲恋 ものの描写は、ぼくには退屈に感じた。 662 名前: ◆LeafL/oiO. [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 11 13 06 ID dSqmTd72 598 :日々、夜と海とが混ざりゆく ちょっとやりすぎというか、ステレオタイプすぎて、しんどい。 最終連に詩が存在してると思ったです。 666 名前: ◆OPBYKkBBNQ [sage] 投稿日:2006/10/25(水) 18 42 56 ID oLvuQM8u 598-599日々、夜と海とが混ざりゆく すべては心象風景なのだと思う。つか、そう読んだ。 喪失のくさびに動くに動けず、ただその場であがくしかない辛さが、追体験のようにまざまざと感じられました。 最終連の問いかけで、外殻を持っていた一個の心情がポンと空に投げ出され、雲のように広がっていった気がします。 格調の高さを感じさせる言葉遣いや、各フレーズ(タイトル、《潮騒は、既に日々の一部》など)には、ただただうまいなぁ、と。 とても哀しくせつない詩でした。 27 名前:アポトーシス ◆.7lbrSv9uY [sage] 投稿日:2006/10/23(月) 18 00 56 ID jbbtfLkG 598 日々、夜と海とが混ざりゆく このイメージを詩として描くより短編といわずとも小品として描いた方が より良く読者に伝わったのではないかと思います。 気持ち良くない中途半端さが読後に残るので、もっと削るというよりも もっと描いた方が作品としての強度を得られたんではないかと思います。 46 名前:んなこたーない[sage] 投稿日:2006/10/26(木) 02 09 49 ID OPVyt5ht 598-599 :日々、夜と海とが混ざりゆく 一口に言ってしまえば、この詩はかなり下手糞な部類に入ると思う 延々と展開される夜の海辺の光景が、映像的に読んでみても 観念的にあるいはレトリックとして読んでみても失敗している気がする 全体的に弛緩していて緊張感がないので 終連の呼びかけにイマイチ効果が感じられないのだと思う 逆に言えば、こういう白痴的なところがこの詩の一番の魅力であるとも言える 68 名前:詩種 ◆IZByFxSDAg [sage] 投稿日:2006/10/29(日) 01 28 41 ID pIDV3UmV 「日々、夜と海とが混ざりゆく」を書きました。 アポトーシスさん、 ◆UnderDv67Mさん、Canopusさん、霧都さん、◆LeafL/oiO.さん、ikaikaさん、◆OPBYKkBBNQさん、◆q3QGE5pU4wさん、んなこたーないさん ならびに、まとめをして戴いた方、ありがとうございました。 真摯な読み、評価、批評をして戴き深く感謝です。 そして、チャンプの大木人さん、準チャンプのnappleさん、おめでとうございます。 以下、自分の未熟さを改めて暴露するようで気が引けるのですが、礼儀までに解説です。 今回、テーマ『深』に対して底の無い深さや穴の様な点の深さではなく、 底の位置が連綿と続く故に、そこが日常になった光景。 線の深さ、深さの平面、深さの連続による平坦さを書いたつもりです。 それが、タイトルの“日々”や、“既に日々の一部”、“幾度、くり返された光景か”に繋がっています。 坦々と悲しみの情景描写や音、言葉尻を重ねることで、感情の起伏をなくし、繰り返される光景、底に留まる日常を表現したかったのです。 それが、クド過ぎたのかもしれないと、少し反省です。f^_^; 69 名前:詩種 ◆IZByFxSDAg [sage] 投稿日:2006/10/29(日) 01 31 11 ID pIDV3UmV また、些か乱暴な書き方ですが、遊び(想像)の余地を残したく、『君』、『彼女』、『私』の関係性は、あえて明確にしていません。 その為、落ち窪んだ瞳の君や足を引きずった彼女以外、容姿等の細かい描写は避けました。 彼女=君の恋人、彼女=私の恋人、私=君の恋人、彼女=君の肉親、君=私、私=赤の他人、自由に解釈して戴いても良いように書きました。 彼の者が誰なのかや、君や私が、男なのか女なのかを書いていないのも同じ理由からです。 詩中の百合の花は、死者に手向ける花でもあり、同性愛者の暗喩か?と匂わせるアイテムのつもりでもありました。 しかし、どれも全体的に想像を促すに足る呼び水(語句や表現)に欠け、バランスが悪かったようです。 こんなんで、自由に想像して下さいなんて、書き手の我儘でしかありません。ホント申し訳ありません。不覚いや未熟!(汗 あと、心象風景と読み解いてくださった方もいらっしゃいましたが、答えはNOでありYESです。 以上、無駄に長々と失礼しました。 【得点】 3点 ◆UnderDv67M:1点 ◆OPBYKkBBNQ:2点 ページ:1 2 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/445.html
前へ ← 1 2 3 4 作品 ■▲▼ ひとりごと カチ・カチ・・・ カチャカチャカチャ・ カチッ! ..........now loading.........114kb ん?なんだこりゃ(w カエルちゃんか。あは かわえー えーっと、mouse button to jump はいはい。 で?・・・press space-bar to strike なんだな。 ほいほい、continue っと 何すりゃいいんだ? 英語ちゃんと読めよ俺! っつか、このマッタリしたBGMはなに(w ああ、マウスのほうを向いてくれるのか。 カエルちゃん くるくるくるくるくる~~~♪って 目ぇまわしてどーする、無駄なことすんなよ俺。 あ?なんか飛んで来た ハエか? とろくせー! えーっと、space-bar で撃てばいいのか。 ぺしっ! げっ。カメレオンみたいだ(w っつか、舌短いな。 まったくハエに届かんじゃないか。所詮カエルか? ああ、蓮の葉っぱを飛び移れと。なるほど。 クリックするんだっけ? ほれ飛べ! ・・・落ちやがった。ばかやろ。沈むなよカエル! うん、わかった。蓮の上をクリックするのな。ごめんよ。 game over your score 0 もっかい、continue っと いちおうシューティングゲームなんだな、これでも。 ハイスコアか。 1位は・・・5740 ふーん。 オンラインゲームのスコアってぜってー変。 スクリプトとか使えばハイスコア出るらしいし。知らんけど。 こんなもん、むきになってサイン残すことないじゃん。 さー、カエルちゃんいきますよー(w 舌で ぺろっ! よしよし、ハエ1匹で10点加算。 っていうか、これだけのゲームなのかな。 敵は? 下から魚が狙ってるとか。鳥が飛んで来るとか。 なさそうだな・・・ あるだろ、ふつー。 ハエ来た、ハエ来た、・・・ ぺろっ! これだけなのかな。タイムアウトもなさそうだし。・・・ ぺろっ えんえんとハエ喰ってろと。 うそーん? 舌のばしたり、蓮移ったりすると energy のゲージが減るくらいか。 ・・・ ぺろっ energy ━━━━━ score 1020 うーん、終わりが見えん。本気でこのまま続くのか?(w スコア上がったりするとハエが早くなるとか。 ないね・・・ なんでだよ!(w いいけど、べつに。 カエル放っといてもなんともないしな。 ぺろっ 楽だな、飽きさえ来なければ。 ぺろっ まあ、カエルの一生なんてこんなもんか。 ぺろっ あ?なんか飛んで来た トンボだ。 遅っせー! ひょっとして、これも食べられるのか? チャンス、ねらって・・・ ぺろっ! ☆ bonus energy ☆ いいなー、カエルちゃん。ボーナスだってさ。 energy ━━━━━━━━━ score 2130 うわ、元気になっとる。これじゃ終わらないだろ(w ハエハエ、よっと、・・・ぺろっ! 俺も腹減って来た。ハエ、じゃなかった、メシ。 舌出しても弁当は飛んでこないしな、コンビニでも行くか。 さて、ゲームは放っておくとして・・・ カエル死なないし。 でもやっぱ・・・ どうしよう、カエルちゃん? もっとスリリングなはず? なんっか、俺 遊び方まちがってる気がする・・・ 蓮から落ちなきゃいいだけで高得点が狙えるわけ? 手近に寄って来たハエだけ ぺろっ してればいいんだよな? かなり時間はかかるけど・・・ まあいいや、ハイスコア狙ってもしょうがない。 俺には関係ない、やめた。 池ポチャして、カエルちゃん ばいばーい! カチャ・カチッ! ぶくぶくぶくぶくぶく~~~ game over your score 2480 continue 676 名前:ひとりごと 1/3 [sage] 投稿日:04/03/20(土) 13 35 ID ofOH852y 677 名前:ひとりごと 2/3 [sage] 投稿日:04/03/20(土) 13 36 ID ofOH852y 678 名前:ひとりごと 3/3 [sage] 投稿日:04/03/20(土) 13 39 ID ofOH852y 【コメント】 685 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/21(日) 01 49 ID HaTkp0li 676-678 いいね、これ。カエルの無表情なかなしさが何とも…ってマジレ スつけるのがバカくさくなるような脱力感。実録かっ?(笑)ホントにこんな ひとりごと言いながらゲームしてたのか? 710 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/23(火) 00 21 ID z3C7sjgg 2点 676-678 ファミコンの、ルールすらよく分らないクソゲームで遊んだ頃を 思い出すなあ。詩の形式をほとんど成していないんだけど、描写がいちいち上 手いんだよなあ。すごい力量だと思う。作者の騙しにマンマとハマった気はす るが、悔しいけど騙されてやらあ(苦笑)。 718 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/03/24(水) 23 59 ID EB9TU1CV 3点 676 :ひとりごと 1/3 :04/03/20 13 35 ID ofOH852y ハエ来たハエ来た、……はとが豆鉄砲食らった。 【得点】 6点(準チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 なみなみお ◆mCFk32Woec:1点 ame ◆yUHAxrOw2c:3点 ■▲▼ 眠る馬 朝まだきフォークを立てる ブーツの拍車と眠る馬 ザワワザワワ 牧場の土が盛り返される 腰の重りと眠る馬 ザワワザワワ 霞とうねりが近づいてくる 白い光と眠る馬 ザワワザワワ 牧夫が娘と挨拶を交わす 小鳥の飛行と眠る馬 ザワワザワワ 679 名前:眠る馬 [] 投稿日:04/03/20(土) 18 58 ID bzha6Q3l 【コメント】 685 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/21(日) 01 49 ID HaTkp0li 679 荘子の胡蝶を思い出すような…。馬をずっと眠らせたのは成功だと思 う。欲を言えば、情景描写以外の何かが、もうひとスパイスほしかったかな。 710 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/23(火) 00 21 ID z3C7sjgg 1点 679 眠り続ける馬が、なんともいい。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 なみなみお ◆mCFk32Woec:1点 ■▲▼ 変声期 くろねこの目を えぐったのだ ぼくははかない にんげんですので うばうことしか知らないのです きみはおそらを みあげたのだ ぼくはめめしい どうぶつですので むさぼることしか知らないのです きりんのくびを はねたのだ ぼくはおろかな いきものですので 泣くことすらかなわないのです いつかにゆめを みていたのだ ぼくはさびれた ろぼっとですので 生きてるとさえさけべないのです 686 名前:変声期 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 02 20 ID 3qouSE8E 【コメント】 708 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23 34 ID E0sN33GF 686 いいと思うよ。かなしみが伝わるし、きれいにまとまっている。個々 のことばに上手さも感じる。ただ、4つの連が並列してる印象があります。 710 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/23(火) 00 21 ID z3C7sjgg 1点 686 評価に迷ったけど、描写の丁寧さに。 718 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/03/24(水) 23 59 ID EB9TU1CV 1点 686 :変声期 :04/03/21 02 20 ID 3qouSE8E なんだか、言葉はツキ刺さってくるのだが…… 194 名前:情景描写撮影所 [sage] 投稿日:04/03/26(金) 23 28 ID /8OzGHnq チャンプ、準チャンプの方々大変おめでとうございます。 変声期書きました、わたくしです。 今回は寸評、点数共々頂け、大変ありがたく思っています。 ちょっとだけ名乗り出てみました。 おつかれさまです。 【得点】 2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:1点 ■▲▼ AM 7:42 チビッコさんが ベッドの中で 海賊団と大活劇。 「やあやあ、僕の名前は山田太郎。悪い奴は許さないぞ。」 そのころトイレで新聞 読んでジャー 流します ヒゲパパ。 「ふむふむ、今年のカボチャは豊作。なるほど、ふむふむ。」 そのころ一階 オテンバママさん 目玉焼きが 出来ました! 「朝よ、ごはんよ、坊や、貴方。いらっしゃいな。さあ、召し上がれ。」 手を合わせて 「いただきまーす。」 687 名前:AM 7:42 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 04 29 ID 5WBWeMS9 【コメント】 690 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:04/03/21(日) 22 23 ID y6IC0OCo 687 劇画調に異形化された「AM 7:42」のリアルあるいは仮想リアル。 詩のどこにも’私’を見出させない方法によるその逆説性の他に 読後に何ひとつ残さないことの消極性が問題となるけれど 各連を発言で締めくくるような整合性がリズミカルであると 言えなくもないところにある種のやっかいさが潜んでいる。 708 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23 34 ID E0sN33GF 687 690を要約すると、「内容は今イチなんだけど、テクニックを感じて 評価に迷うなあ」となります。ぼくも同意見。短いことばから、どれだけの情 景を描き出すかが勝負、だったでしょう。 ■▲▼ 新聞紙の外側 連続して 雪が 打ち出された先の道路で 何にもない 時間だ 音が追っている ああいう鳥の群れに似た 暢気なものだ、と カバンを抱えて 川岸を歩くということ 今日もただ 一定の間隔で やってくるだけの あの音楽が 座り込んだ 子供を立たせて歩かせる 写真の中で遠くの山々は何回もシュプールを描くように 豆粒ほどの観光客も凍り付いてしまえばただの銅像と同じ 晒した生地に 笑いを載せて ちょっとした視界の隅に もう忘れられた 思想じみた妄想から 始まることもなく 終わってしまえば 最初からモノとしてくくられて ぼんやりと煙草の吸殻を踏みつけては戻されていく 物語がないと言ってしまえば当たり前だ 主体のないものに火をつけて燃やしてしまえば 発火材のように明るくなっていくもので ただ 後付された文章に私人は詩人のごとく描かれて出来上がるだけ 冬の川に今日も鮭が打ち上げられていて それを回収するべくただ歩く それだけ 688 名前:新聞紙の外側 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 13 31 ID ShbP1nOZ 【コメント】 710 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/23(火) 00 21 ID z3C7sjgg 1点 688 寸評忘れてた…。ごめん。1点です。 ことばを拾い集めて、山と積み上げて「どうですか?」って言われてる感じ。 何でもない情景描写なのに、不思議と読者を拒絶する何かを感じるよ。 「物語がないと言ってしまえば当たり前だ」の開き直りとも思われる発言が、 面白かったです。 198 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:04/03/28(日) 23 06 ID 62ZC5aaV おつかれさまです。そしてチャンプのたもいさん、準チャンプの方おめでとうございました。 今回は「新聞紙の外側」でした、ameです。 審査採点された皆様ごくろうさまでした。Canopusさん1点ありがとうございます。 ついにここまで来た第60回、補完HPにUPしました。 では、次回もよろしくお願いします。ではでは。 【得点】 1点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:1点 ■▲▼ 被告人 犯した罪に気付いていないかもしれない それを否定せず認めずただ耳と心を持っている 彼の血飛沫と私の痣がか 彼女の悲鳴と私の溜息がか 隣人は殴り返される瞬間を目撃した もしも罪とやらを 誰かによって突きつけられたとしたら 認める可能性よりも否定する可能性のほうが幾分でも高いような気はする だろうね、という相槌は 結果いつも私が動き描いた波線の延長上に 何てこと 裁きのための裁きが始まる 舌で溶かし始める黙秘権 懇願と暴力で掲げる降伏 最初の裁きは見据える的もなく 次の裁きに現れるであろう罪とやらは、まだ控え室 今ならまだ言っても良いのだろう、私の貴重な時間をどうしてくれるとか尻が痛いとか その頃、罪とやらは控え室でシルクの布に覆われ いいえ私は覆われて此処まで連れて来られたので いいえ覆われているのは罪とやらなのか私なのか私には分からないのだけれど 怯んでいるからでもなく盲の唖だからでもなく 知らぬまに胸が張っている 今ならまだ良いのだろう早くしろと催促しても爪で机を叩いても 罪とやらが聴衆の前に現れ、下手は悲鳴が上がり それを信じるとすれば、覆われているのは私なんだろう いずれにせよ覆いは剥がされぬまま、最初の裁きは始まった 子供の頃、キャンディーを盗んだことを咎められたから笑ってやった 私の生まれた町は綺麗だったろ 15の頃、祖母を騙したことを咎められたから笑ってやった 私の育った平屋は立派だったろ 20の頃、二股をかけていたことを咎められたから笑ってやった 私の選んだ男達は素敵だったろ 今日の聴衆はついている、静粛に 裁判官の振りかざす袖がシルクの布を少し捲ったとき それを慌てて押さえた誰かが善人面 裁判官にウインクをしたが 私は気付いていないらしい 彼は私に歩み寄り警告するふりでキスをして 私は反論するふりで彼に問いかけた 陪審員さんが裁くなら 宥めるふりで返される言葉を 私は二度も聴き間違えたかもしれない あれは罪だが私は君の味方だと聞こえたので笑ってやった あれは罪だし私はお前の味方ではない あれは罪でもないし私は君の味方だと聞こえたので笑ってやった あれは罪でもないし私はお前の味方ではない 裁判官の欠伸がシルクの布を捲ったとき 彼がまた慌てたので邪魔してやった シルクは罪とやらから、いいえ私から、いずれにせよシルクの布は私が捲り 次の裁きが始まった すでに聴衆は3人、二人は夢の中、一人は盲の唖 今ならもう言っても良いんだろう裁判官に そのシルクを被り裸になれと 今ならもう言っても良いんだろうその陪審員に そのシルクを被り裸になれと 家まで送れと 紅茶でもいかがと招きいれてから小さなテーブルで ちゃんと告白してと催促して長く長く愛の言葉を聞いた 檸檬とミルクどちらも並べてから小さなテーブルで ちゃんと裁いてとからかって深く深く罪とやらの容を聞いた 私は耳でその音を聞いて、私は心でその音を聞いて 冷めないうちにと冷め切った紅茶をすすめて しかし紅茶はシルクの上を滑り落ち 彼の唇へは届かなかった 茶葉が死んで何処かの 皺くちゃの婆さんは泣くんだろう 同情した嫁は泣いている婆さんにコインを一枚握らせるんだろう 婆さんは明日から泣いてばかりになるんだろう 紅茶は最後の一滴まで カップからシルクに移り床に移り私の右手の布巾に移り だから冷めないうちにと言ったのに 気にしないでと慰めるふりで 自分の紅茶だけ温め直したけれど 掲げた両手のまに揺れようと震える鼻からずり落ちようと 私はそのシルクには触らない 691 名前:被告人 1/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23 23 ID MVMZkuC5 692 名前:被告人 2/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23 23 ID MVMZkuC5 694 名前:被告人 3/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23 26 ID MVMZkuC5 695 名前:被告人 4/4 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23 27 ID MVMZkuC5 696 名前:被告人 (+ 完) [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23 28 ID MVMZkuC5 【コメント】 708 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23 34 ID E0sN33GF 690-691 694-696 うん、堪能した。描き出そうとする内的世界の大きさは ただごとでないと思います。みんなが罪のシルクをまとって、二人そのままで お茶にするとこなんか、悪夢のようでゾクゾクする。でも長過ぎるよ…。導入 部で、本当に罪を犯す必要があったのか疑問だし、裁判の場面は冗長だし、何 よりも、場面の転換や会話の流れがモサモサしていて読みにくい。 ケチをつけましたが、良作だと思います。長々と失礼。 710 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/23(火) 00 21 ID z3C7sjgg 3点 691-692 694-696 やっぱりこれが一席でしょーがないでしょう。 寸評でも言ったけど、第一印象は、ずいぶんモサッとして読みにくかった。場 面の転換、会話の流れに鋭さを感じないんだよね。でも読み進めていくうちに この詩の持つ、アジのある世界観が浮かび出て、「ほほう」と唸らされる。そ んな不思議さがありました。 727 名前:たもい ◆P6tSlrTfiY [] 投稿日:04/03/25(木) 22 55 ID w2wH2o8r お題「トータル(全とか計)」で感じたこと。でお願いします。 【得点】 7点(チャンプ作品) Canopus ◆DYj1h.j3e.:3点 なみなみお ◆mCFk32Woec:2点 ame ◆yUHAxrOw2c:2点 ■▲▼ 私 目覚めた時のこと 見知らぬ空 見知らぬふとん 始めて夜の残り香がよみがえって ぼんやり私が輝き 出す 黒くて丸いもの 追いかけて 追いかけて 見つめるのが赤ん坊だっていう 赤いから赤ん坊っていうんだろ? 青い目の おっ母さんならどうなの? 何を追いかけていたかなんて すっかり忘れてる私 元はといえば白い鳩のように自分という 元手を何にしたかったのか? 投機してしまって 未来に生きてしまっている 未来も過去も「私」ではないのだから 「1ドルちょうだい」というピアニストこそ「私」で あって 百円もらえる「私」さげすまれる「私」こまったような 微笑を「見る」私 微笑みの色を 問い詰められたらきっと誰も怒りだす しかし怒りたい人なんかいないから 怒りたくない「私」は泣き出すかもしれない でも もうコップの水は半分を過ぎ けっして要約ができないのが つらい 結局 すずめの涙でごまかされる臍の 胡麻 大事にしている「私」は御人好し しかし 私は結果を見たい 彼方は? 私は ワナを張った張本人 泣いた それで 罠が閉じた しかし 私はワナの中を見たい 彼方は? 697 名前:「私」 1 [] 投稿日:04/03/21(日) 23 30 ID qTitRKjj 698 名前:「私」 2 [] 投稿日:04/03/21(日) 23 32 ID qTitRKjj 【コメント】 709 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23 52 ID E0sN33GF 697-698 ところどころ上手い表現があると思います。「彼方」って、「あ なた」と読ませるんだろうな。近視的な内容だとは思うんだけど、丁寧に書き 込んでいます。 ■▲▼ 他者性と私 見つめる ほど離れていく 私 距離が計れない 私 他人と私 どれほど違うのか 見つめるのを止めたら 楽なのだろうけど 止めたくない 私 他人と私 もし他人が居なければ 他物と私 それでも 私 見つめたい 私 699 名前:他者性と私 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23 55 ID lvkOLv6O 【コメント】 709 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23 52 ID E0sN33GF 699 見つめる対象は、私であり、客観性のある私であり、他者でもある、 ってことでいいのかな?ちょっと中だるみがあるような気がする。ちょっと知 恵の輪チックな楽しさは感じました。 ■▲▼ 部屋と歪曲と 吐息を繋げとめるたびに怒濤となく流れる浸食があります 呼吸器なんて要らない要らないという人がいます 睡魔の淫靡な不条理を真理と崇めています そういうもの が 部屋の隙間から流し込まれています。 誰か 誰かぁ。水屋さん呼んでくれません? 椅子の上から見下したって何も見えないんだからッ。誰もいないんだからッ。 独り言も独りじゃないならわびしくなくなるかなぁ? 今、膝のしたくらいまで浸かってきた。踝くーん どこだーい? ポカーンかい?一体全体ポカーンかい? だってそういうものを アンタは作ったんでしょ。 真実はいつだってねぇ あたしの嘘を踏み殺しちゃうんだぁ 虚言症は治るよぉ 世界の方を変えちゃうんだよぉ? いかなくちゃ・・・ おまえバカか?どこに?どこに?どこに?あたしのそば以外どこに? 絶えず絶えず延命作業のご最中で御座いますのよ。 パンツの中身はご愁傷様。 あたしのお部屋は水色。「ホントは何色が好きだったんだっけ」 ふいに後ろを振り返っても「何もないのに気付くだけ」 そして前に向き直せたなら「何かあるのに気付くだけ」 うっせーんだよ 下 衆 ! ! 誰も入れない部屋の片隅には 誰にも座らせない椅子が置かれてる だんだんと水嵩は増えていく たんたんと現実を偽るように 一つの絵画である事実は 冷たい針を喉に突き立てる 淋しくなった。淋しくなった。あぁ あたし 淋しくなった。 急に寒くなるもんだから ね。あたし 淋しくなったのよ。 あぁ あたし。 あ あぁ。 ねぇ!!あたし!! あたしをを抱き締める展開は あたしじゃ無理ですか。 あたしじゃ無理ですか。だって なんで そんな きゅうに あたし そんな。 永遠が過ぎた頃。水面と椅子の上。 空っぽの空気があって。 あたしは膝を抱えてる。 そっと目をつむり、そっと息をのんで。 想像する。創造を超えて。 そうしたら それが 創造されて しまっ --- ト ポゥン --- あたし もう おぼれちゃった の ? 世界 あたし あなた たまご それをまた始めから積み上げていくの あたしはこれから 誰を愛せばいいのだろうか それも確か この部屋のノートの中に メモっておいたような あぁ そうだ そうして あたしはこの中に身を投げて --- ゥン ン ン ン --- この 話を 終わらせようとしたんだっけ あたしの名前は私 あたしだけの名前 これだけは あたしだけのものに したかったんだ したかったんだぁ 700 名前:部屋と歪曲と 1/3 [sage] 投稿日:04/03/21(日) 23 59 ID Eu5EYSK6 701 名前:部屋と歪曲と 2/3 [sage] 投稿日:04/03/22(月) 00 00 ID wGCq0Fed 702 名前:部屋と歪曲と 3/3 [sage] 投稿日:04/03/22(月) 00 00 ID wGCq0Fed 【コメント】 709 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/03/22(月) 23 52 ID E0sN33GF 700-702 何だろ。コワれてるなあ。しかもコワれ方にわざとらしさを感じ ない。ところで、タイトルは「部屋とYシャツと…」のシャレかしら。 718 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:04/03/24(水) 23 59 ID EB9TU1CV 2点 700 :部屋と歪曲と 1/3 :04/03/21 23 59 ID Eu5EYSK6 よく読むと、おもしろい。……でも、きれ味いまいち? 【得点】 3点 ame ◆yUHAxrOw2c:1点 ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 前へ ← 1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/425.html
前へ ← 1 2 3 作品 ■▲▼ 人を為す根拠 頭の中から取り出した脳味噌を秤に乗せて チンパンジーの彼と競ってみました 緩やかに私の脳味噌へと傾いた秤に 彼は唇を突き出して怒っているような表情をしましたが 私は彼のその表情を正確に読み取る術を知りませんでした 怒っている彼の表情からそう直感した私の脳味噌が 賢いのかまたは誤っているのかを判断する術もまた やがて彼は野生な声を発し 私を威嚇するかのように手の平を胸の前で打ち始めました 彼が何をしたいのかは勿論わかりません しかし感情を顕にしているのに 秤が微動だにしない様子にやはり苛立ちや怒りを感じているのではないか そういう風に私は感じました やがて競うことに飽きたのか いやそれ以前にこの一連の作業に彼が競うという概念を 当て嵌めたのかはわかりませんが 秤から脳味噌を取り上げ自分の頭へとしまいました 私の脳味噌を 唖然とする私を尻目に彼は自らが住む山の中へと帰っていきました 残された私はただただ彼の脳味噌へと傾いた秤を見つめるだけでした そう彼の脳味噌へと傾いた秤だけが残されたのです 脳味噌という物の重さを比べたという私の概念は やはり彼と共通していませんでした 彼は考えたのでしょう 秤に乗った自分の脳味噌が重くなる方法を その答えが私の脳味噌を持ち出すという結果になったのでしょう 私は人という儚さにただひたすら涙を流したのです 646 名前:人を為す根拠 [sage] 投稿日:05/03/05(土) 21 58 57 ID Lw/ZtkUH 【コメント】 662 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:05/03/09(水) 12 19 14 ID ggY+FGQy 646 人を為す根拠 例えば「怒っているような表情」を「正確に読み取れなかった」と言うのに 次の連では「怒っている彼の表情」と断定したり、この箇所だけならそれにも意味があるのかと思うが あちこちで文章としておかしな箇所があり、まあそれは別にいいとして、 この作品ではチンパンジーの彼の行動は全て私に解釈された物としてしか存在しない。 この作品で読者が見せられるのは全て私の思考であり、それは読者にとっては客観的な存在だ。 そしてその客観的な存在は、チンパンジーと脳の重さを競おうとしたり、チンパンジーに脳を持っていかれて なぜか人間を儚んだり、理解しがたい客観物だ。またそこでは脳が無くても平気な猿と人が当然のように存在している。 世界は「私」の解釈に過ぎない、ナンセンスを思考する「私」、読者の前に客観的に存在している「私」。 さらに人間に対する猿というイメージ。 これらが意識には窺い知れない別の思考世界の、その生身の姿を表現していたようで、不気味で興味深かった。 614 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 23 24 ID ncXFc4g7 646 人を為す根拠 とっても不条理な場面設定なんだけど、物凄く説得力があって、 ユーモアがあっていいですねい。好きです。。 (脳味噌なくても、きちんと考えてるじゃんか。。) 622 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 15 43 ID /6yJrKTc 646 人を為す根拠 今回発見された化石は脳の容量が大きく、現生人類により近いと思われる、なんて そんな味気ないニュースに両手ぶらりからバックハンドブローを食らわした作品、だろう。 タイトルの「人を為す根拠」がまず器官としての脳の重さ(「取り出した脳味噌」を「秤」にのせる)に 直結するように仕向けといて、いや、ちがう、人の根拠は「概念」ですよ、と。 「重さを比べた」というサイエンスな「概念」は、チンパンジーの勝つか負けるかの「野生」の前では 「儚」くて概念的ヒトである「私」という視点はひたすら涙を流す。 なぜ儚いのか? 概念が宿るという意味で大切な脳をあっけなく持って行かれてしまった、その敗北感? でも、この作者さんの世界観では脳を入れ替えてもチンパンジーがヒトになるわけではないし (概念は「私」に残されたままだから。ここは好き)。それとも概念を共有できない人という種のさみしさ? でもそれは「儚さ」とは違うだろうし。最後は涙を流した方が詩的な余韻があるだろうという演出でしょうか? 読み方にムリがあるのかなあ。解説希望。 626 名前:浴用抑揚 [sage] 投稿日:05/03/11(金) 15 43 56 ID AEI4qABc 人を為す根拠を書きましたー! 文章的な粗が目立ってしまって恥ずかしい限りDEATH 単純に推敲不足でした。 人とそれに近い動物の違いはなんだろうと考えていると とりあえず脳味噌違うんじゃねーのと辿り着き ほなら比べさせてあげようと思って書き始めました。 で、書いてるうちに「あ、そか、人は人って何?」って考えるんだ。 チンパンジーが「チンパンジーの語源って何よ!」って考えないな、 と思いながら続きを書いてると勝手にチンパンジーが脳内で行動し始めて 書いてる本人が「え!脳味噌持ってくの?」「え!?逃げちゃうの?」と うろたえ始め、結局「オチどうすんだよ・・・(涙」ってところで決着しました。 つまりチンパンジーが勝手に書きました。 チンパンジーに憑依されました。この作品 感想・ポイントを有り難う御座いました♪ 初めて1pt以上もらったよーママン! 【得点】 3点 園川 ◆nWfXpQxHHM:1点 葉土 ◆Rain/1Ex.w:1点 ■▲▼ ぼたん雪 ぼたん雪が降ったので 気象台は廃止された ぼたん雪が降ったので 軍隊が動員された ぼたん雪が降ったので 首相は演説して強がった ぼたん雪が降ったので 人々は不安とあきらめをかきまぜた ぼたん雪が降った夜 おれは注意ぶかく ぼたん雪の結晶をつかまえた 冬が終わる 日付がそこには記されていた おれはぼたん雪を 内ポケットにしまうと なにくわぬ顔で 繁華街にでかけた 阿片のけむりで私服をまいてから 娼窟へ 大連生まれの混血女は 青灰色の目をしていた 大陸の雪原で おれは白いオオカミとたわむれた 首を噛み 爪をたて 粉雪をはねあげて 内臓を貪られる快感ときたら! 永久凍土の国でも この女となら生きていけるだろう おれはアパートの片隅の トランクを思った ぼたん雪が降りやんだ朝 大橋の上は死者 死者 死者の行列だ 緑色の敵対国の兵隊が橋を占領している おれはアパートに帰れない 川原に捨てられた白黒テレビからは プロパガンダ放送 冬を家族と過ごした死者たちの 天国へのUターンラッシュが始まりました 党は鉄道輸送力を増強し 同志たる死者を… 大連生まれのあの女も 死者の行列のなかにいた ばかな! おれのトランクをもって楽しげに歩いていく 女に近よろうとしたおれを 銃の台尻が打ちすえる 青灰色の目を はじめておびえが走った 野太い汽笛が早朝の空にあがる その汽車の行き先がおれは恐ろしかった 黒煙の尾を引いて墜落してゆく 双発機は ぼたん雪をばらまいていた 飛行機なのだろう おれは街へ走った カーキ色の足が ばかに美しい歩調で行進している 肺病病みの難民たちが コンビニエンスストアを襲う 伏せろ! 砲弾だ だれもぼたん雪のことなど 忘れてしまった おれは女があきらめきれず 踏み荒らされた娼窟へ向かった 女の部屋には射殺された 白いオオカミが横たわっている 女が壁に画鋲でとめた ぼたん雪は 血を吸って 濡れそぼっていた * * おれは大道芸の一座に入って 南へ南へ 歩いている 兵隊に媚びを売り 難民をなぐさめながら ときどきオオカミになる夢を見る ちんちくりんなおれの背広の 胸ポケットには ひからびた赤いぼたん雪がのぞいていた 647-648 名前:ぼたん雪 [sage] 投稿日:05/03/06(日) 16 41 17 ID bMXTMtuR 【コメント】 664 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:05/03/09(水) 15 14 03 ID ggY+FGQy 日清、日露戦争の事は全然知らないという事を断った上で。 黙示録だろうか。戦争の記憶というより、戦争のイメージを借りた何か。 コンビニエンスストアの存在から、主人公が現代人だということは確実。 近代の記憶?とも取れるがそこまで拡大して考える根拠が僕には見つからないので、 これは主人公一人きりの見た、彼の世界という事になる。3連目、 1. 阿片のけむりで私服をまいてから 娼窟へ 大連生まれの混血女は 青灰色の目をしていた 2. 大陸の雪原で おれは白いオオカミとたわむれた 首を噛み 爪をたて 粉雪をはねあげて 内臓を貪られる快感ときたら! 3. 永久凍土の国でも この女となら生きていけるだろう 4. おれはアパートの片隅の トランクを思った 青灰色の女の目から大連の雪原の幻想への移行が自然で、大変上手いと思う。 狼との戯れは女との戯れの比喩でなのだと思うが、それだけでなく自立したイメージとしての存在感も強く、 世界を大いに拡げている。3で幻想から帰ってきてその感想を述べる。1.の現実と同じ位置に戻る。ここもスムーズ。 さらにすぐ次の行で記憶の中にアパートの様子を探る。あとついでに、1だけを見ても、2行のうちに娼窟への移動を行っている。 場面や話者の視線の移動が緻密で、そこに織り込まれた現実の描写、幻想の描写、さらにはそれらの位置関係の正確さ、 等が大変豊かな世界を作りだしている。全編に渡ってそうで、読むのが面白い。 展開される物語や配置される言葉の一つ一つの意味を考えたり、そういう解読めいた行為に積極的に走らせる力があると思うが、 そういう事よりやはり、複雑だが一貫した叙述の糸に沢山の言葉が乗っている、絢爛な織物の様な言葉の世界に無心に惹きこまれた。 666 名前:ななほし ◆lYiSp4aok. [] 投稿日:05/03/10(木) 01 15 05 ID 8UvUh9iW 2点 647 :ぼたん雪 上 :05/03/06 16 41 17 ID bMXTMtuR ぼたん雪は真っ赤に血を吸うほどの存在感がないのが……残念。 667 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [sage] 投稿日:05/03/10(木) 01 23 04 ID hUK86MsT 2点 647-648 『ぼたん雪』 ぼくがすごい面白いと思ったのは、キーワードであり、話の中心でもある「ぼ たん雪」のイメージが、どうしても掴み取れなかったところ。そう、中央にぽ っかりと穴があいたまま、レトロチックにエキゾチックに話が進んでいくんで す。そんな空虚さに身を任せる快感、魅力が、この詩にはありました。 多分、パラレルワールドとしての世界を描いたと思うんだけど、世界描写の不 徹底さが気になるところ。大連、双発機、コンビニ、そしてぼたん雪は、こと ばとして、共存し得るものなんだろうか。 669 名前:大木人 ◆hMyRGSodPk [] 投稿日:05/03/10(木) 16 45 23 ID ym9P+Xt5 ○2点 647 ぼたん雪 有無を言わせぬ説得力というべきか、詩人の確かな力量を感じる強い詩です。 出だしの「ぼたん雪が降ったので~」という繰り返しで、読み手は詩の世界に一気に引き込まれてしまいます。 終盤まで詩全体の寓話性が損なわれることなく展開されていて、完成された詩だと感じました。 672 名前:ame ◆yUHAxrOw2c [sage] 投稿日:05/03/10(木) 22 54 31 ID eonNgoV3 2点 647-648 ぼたん雪 自分の趣味とは少しずれた詩だけども、物語描写はすごい上手だと思う。 少し気になるのは、この詩の締めとして持ってくるのが「赤い」ぼたん雪であること。 それから1連目のリフレインがどこにもあとで関わってこないこと。 これが気になって、2点となりました。 681 名前:まーろっく [] 投稿日:05/03/12(土) 00 09 04 ID e59kBF1A 出題がおそくなって申し訳ありません。 えー、卒業に対してまったく陽のあたらない、詩人にもいたって不人気な言葉 を救済してあげてほしい。ということで、お題は 「入学」 です。えー不慣れなもので間違いがあってはいけないので、締め切り設定は 実行委員会(あるのかな)のほうでおねがいします。 611 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 11 45 45 ID ncXFc4g7 647-648 ぼたん雪 この詩は物凄く困ったので、順を変えて最初に書いてみます。 まず、上手い。で、どういうスタンスで読んだらいいのか困った。 とういのは、既視感が凄かった。 大連という地名、連想される満州、あるいはシベリア、 トランクを持って並ぶ死者のむれ、青灰色の目、娼婦、 大道芸人とともに南へ逃れる。。。。といったモチーフが 金子光春なり、清岡なり、詩ではないが、武田泰淳といった戦中派(とひとくくりにしては いけないんですが)の作品とだぶるんです。 小一時間ほど検索をかけまくってしまったーーー。(w この作者が実は80才を超えた戦争体験者であるという仮定は、そこここにある 微妙ーーな(あまりにも微妙すぎ)背景的矛盾により当てはまらない。これは架空世界なんだけども、 頭の中で感じる【実体験を架空世界に表象して、自分の心を描いた】という定型に引っ張られて 【過去世界に似た架空世界を構築し、その中で仮想の人を描いた】という読みに なかなか移行できなかったです。 既存の小説、詩作品をモチーフにとった架空世界を作ったんだと思います。。 小説であれば「仮想の人物の心理描写」は当然のお約束なんですが、 詩の場合、作者自身の個人的な心を描く場合が多いので、戸惑ってしまった。。。。 てなわけで、物凄く上手いんだけども、基本的な部分で不親切だと感じて、点いれません。 ポケットに収めた白いぼたん雪は、あえかな夢。真っ赤に染まったそれは潰えた夢の残骸。 最初に降ったぼたん雪はきっと本当の雪でもあり、同時に戦争の開始となった爆弾投下でもある。 ぼたん雪のダブルというよりトリプルな象徴が非常に効果的です。 で、気になったのは、「その汽車の行き先がおれは恐ろしかった」 なんだけども、これはちと弱いよな気がしました。いやあ、死に怯えるという点で わかるんだけど、自分は乗ってない安堵と、自分も乗るかもしれない恐怖。 女が乗ってしまっていることよりも生存本能に走る違和感みたいなもんも欲しかったです。 622 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 15 43 ID /6yJrKTc 647-648 ぼたん雪 かっこよくみせる技術は群を抜いてるんだろう、そのかっこよさにひたすら酔えばいいのかな、と思った。 早く言えば降参です。現在の私は読解する背景を持ち合わせません。書けないよなあ、こういうの。 629 名前:まーろっく [sage] 投稿日:05/03/11(金) 19 45 21 ID Gfnf3scI 確定放送がまだありませんが、今回ご批評、評価いただいたみなさんに先に お礼を申しあげます。ありがとうございました。熱心に読んでくださった方も おられ、作者として非常に感激しています。 批評にお答えするかたちで若干の自己解説をしてみます。 まず葉土さんが感じられた既視感について。この作品は「人間の条件」とい う小説とその映画から着想しました。だからイメージ的には「人間の条件」を 引用しています。ただ具体的な場面とかの引用はありません。強いて言えば南 へ歩いて逃れていくというところでしょうか。 canopusさん、ななほしさん、ameさんから指摘をいただいた、ぼたん雪のイ メージとか、象徴性、リアリティの問題。もちろんリアルな、わた毛のような ぼたん雪ではありません。宣伝ビラのようでもあり、ハンカチのようでもあり、 と多様なイメージを持たせてみました。仮想世界の非現実感の表現に舞台回し の役割もかねています。赤く染まったぼたん雪というのは別に共産主義を意味 しません。むしろ国歌やイデオロギー、戦争から逃れようとする「おれ」が 好きな女の血に染まったぼたん雪を胸に飾ることで、いじらしいようなささや かな抗議を表明している感じでしょうか。 園川さんからは完成度をほめてもらったのですが、恥ずかしいかぎりです。 作品としては散文に近く、散文詩というより散文を詩に改造したような作品 になってしまったのではないかと思っています。詩で物語りを語るのは難し いです。話法や技法に自信のないところがあり、詩に不安定感があります。 そのへんで「詩としてはどうか?」というスタンスのギャップを感じられた 評者もおられたようです。 630 名前:まーろっく [sage] 投稿日:05/03/11(金) 19 48 28 ID Gfnf3scI 629 あ、すいません「ぼたん雪」の作者でした。 633 名前:葉土 [sage] 投稿日:05/03/11(金) 22 57 40 ID Fi5+hDYu マーロックさんおめでとございます。。人間の条件からですかあ。なるほど・・。 小説と詩の違いってのを書き手の側から時折考えるんですが、 詩は短いだけに、しばしば書き手自身の個人的背景なしには読めない部分あります。 (これはまあ、有名詩人に限りという条件がつくんだけど) ああ、こういう現実があって、こういう詩を書いたのか。。ってやつですね。 鑑賞において、そういう背景を考えるのは小説でも実は一緒なわけですが、 詩の場合は短いだけに、特に独白スタイルの詩は個人的な心象風景である場合が多くて、その密着の度合いも 小説よか大きい気がしています。 むろん、完全な別人格表現ってのもあって、それはそれで成立してるんだけど、 なんてのかなあ、それなりの前提みたいなもんがちりばめてあるんが多いような気がしてます。 だけど、それもまた、一つの偏見だったようですね。。 ちょっと頭を柔らかくしないといけないなあと思った次第でした。 【得点】 11点(チャンプ作品) 園川 ◆nWfXpQxHHM:3点 ななほし ◆lYiSp4aok.:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 大木人 ◆hMyRGSodPk:2点 ame ◆yUHAxrOw2c:2点 ■▲▼ 理解と真似真似 まねされる よく猿真似と人は言うが 猿は真似しない のだそうだ 影が動き オレの得意な規則集を のぞき込んでいる うれしそうに 足元ソワソワ 浮き上がっている パクらないでください モノマネなんか するんじゃねぇ コラ そこの お前だよ 人差し指で 指し示(つ)いたら イカにもムカついた 風情で 影も人差し指を突き出した 人の真似なんて つまんない事をするなんて 影の分際で 何を考えているのやら…… 「ナマイキなんだよ!!」 オレが言うところで 影が言った まるで自分が言ったよに 聞こえて ニガワライ 頭を掻く 「人の真似するんじゃねぇ!!」 かなりのストレスに よじれた声で 影がガなった へぇ~ っと、言う気分で 鼻の横をこする 先を越された 影が青くなるのがよくわかった きっと手のひらは汗でシットリだ 冷や汗ってわけだ なんだよ……コノ人まね影はよぉ…… 冷や汗かいて あせってるんだなぁ!! と 余裕出てきたところで いきなり えへへ と 影が笑い出した 頭まで掻いてる ……!! ……かッときて 叫んじまった 「人の真似するんねぇ!!」 小人割拠 クラッシゅぴんボール 面倒は ごめんだ いやがらせ合い 真似し合い 649-650 名前:理解と真似真似 [] 投稿日:05/03/07(月) 04 18 20 ID grklpQrA 【コメント】 614 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 23 24 ID ncXFc4g7 649 理解と真似真似 これも不条理なやりとり。影と自分の小競り合いですか? 影と自分がこっそり入れ替わってるみたいなんも面白いね 影は何かの比喩なんかなああ?そこんとこはわかんなかったですーー。 622 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 15 43 ID /6yJrKTc 649-650 理解と真似真似 「……」と「!!」が多すぎる気がして。意図的というには雑な印象がしてしまいました。 作品はおもしろかったです。まねされるときのいらいらがコミカルに描かれてて。 でも、なんでいらいらするんでしょうね。唯一性の侵害とでも言うんでしょうかね。 ■▲▼ 野良風 風がふきて森を抜ける 私の心、木々とざわめく 想うことを 願うことを やめては波にさらわれるだろう 雨が降りて森を濡らす 私の心、土と湿る 日々の負荷を糧とするか ただ傷と目を背くか 心揺らす風にふかれ 夢を濡らす雨に打たれ 堅い岩にも根が巡る 芽をつけやがて花も咲かす 風にふかれて流れるか 風を操り渡り行くか 心捨てて 涙消せば やがては泡と消えゆくだろう 黒い心は海に流せよ 海鳥たちが啄んでくれる 海をつたい陸をつたい 渡る鳥の澄んだ瞳よ 我らの旅もまだ終わらぬさ たとえ先に何もなくとも 笑え 笑え 歌えよ 笑え 大声あげろ 心無くすな 泣けよ 泣けよ あぁ泣き叫べ 優しい人におなりなさいな 風はいつもお前とともに 651 名前:野良風 [sage] 投稿日:05/03/07(月) 10 44 51 ID CJg3J3aS 【コメント】 670 名前:大木人 ◆hMyRGSodPk [] 投稿日:05/03/10(木) 16 46 56 ID ym9P+Xt5 △1点 651 野良風 エレカシな詩ですね。 父性のような力強さが魅力的です。 615 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 33 46 ID ncXFc4g7 651 野良風 リズムをもう少し綺麗にして欲しい。 まさに歌を歌う詩だと思うので、北原白秋のように詠みたいなあと思 いました。 623 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 18 33 ID /6yJrKTc 651 野良風 三連目二行目から最終連、直截な言葉が走りだしちゃって、ちょっとね、説教調にきこえないこともない。 急がずに最後までいければよかった。前半はいいなと思いつつ。 【得点】 1点 大木人 ◆hMyRGSodPk:1点 ■▲▼ 親愛なるステレオに カーカー、ツーツー、あー、トントン 本日ハ駄々甘ナリ…… ボクのパパは犬っころ。チャウチャウ吠えて鬱陶しい。 ボクのママは鳩ぽっぽ。クッククックとうるさいよ。 二人はおうちの外で同じ顔。どんな時でもニコニコ笑顔。 二人はおうちの中で同じ顔。いっつもボクにズビズビ怒顔。 疲れているに違いない。何か料理をプレゼント! そうだ、おにぎり一杯にぎっちゃおう! 気づかれないようひっそりと パパママ二人にプレゼント。 なんだか静かになっちゃった。 嬉しかったに違いない! ボクは飛び跳ね笑ってた。 危ねぇ危ねぇ、職人になっちまいそうだぜ 652 名前:親愛なるステレオに [sage] 投稿日:05/03/07(月) 13 08 43 ID 9AUFPCku 【コメント】 615 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 33 46 ID ncXFc4g7 652 親愛なるステレオに 危ねぇ危ねぇ、職人になっちまいそうだぜ ここがいい!! 623 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 18 33 ID /6yJrKTc 652 親愛なるステレオに はは、かわいい。とくに出だしの二行。全体としては意味はわからなかったけど。でも品もよくて好きです。 631 名前:名前はいらない [sage] 投稿日:05/03/11(金) 20 34 27 ID WOhfAvNT 私も、はじめましてになります。 「親愛なるステレオに」を投稿させて頂いた者です。 見れば見るほど圧倒される詩ばかりで……投稿した時は恐かった(ガクガクブルブル 駄詩にも関わらず、見て頂いた方には多大な感謝を。 えぇっと、不用かと思われるが、意味不明っぽいので、大まかに解説してみよかな? ・社会に反する信念・意見を持った人間が、手始めに融和を装い行動する詩です。 ・ここでの犬、鳩、子供のふりした主人公は、それぞれ言葉の含む意味を暗に示したつもりです。 ・大同小異、金さえあればなんとかなる今、楽をして過ごしてしまいそうになる自分 を意図してみました。 だいたいこんな感じかな?舌足らずで申し訳ありません。 長文失礼しました。 ■▲▼ ホモサピエンスの生態 争うのが好きで 残酷 でもその体温は 性格とは相対するもの ぬくもりと戦慄が同居する生き物 大きな鯨一匹を助けても 何億の木々の息吹を意味もなく消し去る 長寿を願いながら 無駄に煙を吸い 正義といいながら 魂が消えてゆく 自分らを知らない 矛盾した生命 ゴキブリ殺しも人種差別も 似たようなもの 平和といいながら 他を恐れる 653 名前:ホモサピエンスの生態 [sage] 投稿日:05/03/07(月) 19 51 28 ID E4KwPrYW 【コメント】 615 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 33 46 ID ncXFc4g7 653 ホモサピエンスの生態 その通りですねい。 623 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 18 33 ID /6yJrKTc 653 ホモサピエンスの生態 大きく振りかぶったけれど、遠くまでは飛ばなかったかな。人が矛盾してる生き物だということは、 この作者さんが最初の発見者ではないだろう。作者さんなりのその先が欲しい。 ■▲▼ 問う魂(TOKON) 生きることの意味を 今殺したばかりの 同胞の傍らで億年も問う 我らは 棺桶に詰め込んだ魂が 融けて 流れ出さぬよう見張る その手に 握りしめた銃は誰を撃つ のかも知らず ひび割れた涙腺に 懺悔と侮蔑と慈愛と数多の言葉を紡ぎながら 今日も 約束の地を求めて 視線を彷徨わす どこにもそんな場所などないと 知っているのに そこに億年も昔から いると気がついているのに 生きることの意味を 今日も問い 明日も問い 積み上げた幾多の骸から流れ出す 魂を積み込み 棺桶に封をする 億年そうしてきたように これからも ずっと 654 名前:問う魂(TOKON) [sage] 投稿日:05/03/07(月) 21 00 10 ID Sd4GUxb9 【コメント】 663 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:05/03/09(水) 13 43 57 ID ggY+FGQy 654 問う魂(TOKON) 地味だが良いと思う。タイトルのセンスがよく理解できなかったが、 硬質の言葉での短いラインの確かな積み重ねが伝えたい事の重さを感じさせた。 ただ、硬質な表現の成功はまず単純に読書量に拠ると思うが、この作品にはそれが少し足りていない気がする。 615 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 33 46 ID ncXFc4g7 654 問う魂 生きることと殺すことの矛盾と哀しみ。 623 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 18 33 ID /6yJrKTc 654 問う魂(TOKON) 問うということは闘いだったんですね。自分たちが生き残るためにまず他者を殺してから、 なぜ、自分たちは生きるのかを問う。まず生きてなきゃ、問うこともできないしね。 腹減った、のひと言を前にしては思想などは赤面して退場するしかないのかも。 人の生理を無視したイデオロギーは無残な敗北を迎え、しかし、 欲求にひたすら迎合する社会には美学がない。むずかしいね。 ■▲▼ 人は全て 人は全て 人が全て 人は全て 人を恐れるもの 人は全て 人を愛するもの 人は全て 楽になりたいもの 人は全て 裏切られたくないもの 人は全て 心の底では生きていたいもの 人は全て 夕陽に消えるべく生まれたもの けれど 人は全て このような一般論のようなものの羅列など好まないもの 人は全て こういう風に括られてしまうのを嫌うもの 要するに 私はやっぱり 私の意志を問われたくなんてない 655 名前:人は全て [sage] 投稿日:05/03/07(月) 21 56 23 ID 8dbg3dvG 【コメント】 663 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:05/03/09(水) 13 43 57 ID ggY+FGQy 655 人は全て リズムの作り方やその利用の仕方は上手い。 膨らませ方、脈絡があるようでない展開による効果。 でもああそうか、としか思えなかった。 615 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 33 46 ID ncXFc4g7 655 人は全て 最後の 要するに が大事なんで、むしろそっちをもっときちんと 展開してほしいです。 623 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 18 33 ID /6yJrKTc 655 人は全て 前半部分で蓄積される反発を後半でみごとに解消するという、読者(私です)をうまく操縦してくれてます。 ■▲▼ 無題・作品番号111111 人(男でも女でもOK) ↑ ソノ開イタ、中ヘ入レタイ オレハ、オトコダ マァ相手ノ性別ハ不問ダゼ おりゃ 爪 イテテテ… タブン足ノ爪ガ折レタ ダガ、キニシテル場合ジャナイ 2度目ノ失敗ハ許サレナイ オレ、性交スル! 个 審査員A「それ記号?読めないっつーの」 作者「文字化けしてます?俺のPCだと丸見えですが」 審査員B「投稿作品として認めません。嘘ですが」 外野X「ぎゃはは!!」 誰モ読メナクテモ。デモ、デモ デモナゼカ、ワタクシ、わたくし、行為中ヲ、読者様ニ覗キ見サレテ、キモチイイノヨ、ソウナノヨ うふ、うふ~。(縄で作られたオレンジ色のハートを差し上げますわ) ★僕らはみんな人なのさ 656 名前:無題・作品番号111111 [sage] 投稿日:05/03/07(月) 23 16 42 ID MRhnHkiD 【コメント】 663 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:05/03/09(水) 13 43 57 ID ggY+FGQy 656 :無題・作品番号111111 詩作を性交に見立てた比喩が的確に機能していて読みやすく、面白かった。 ↑爪个★ これらの記号がそれぞれ効果的で、 特に「个」は「↑」が壊れて記号の上部の総括と同時に詩全体の象徴、 「★」はそれまでの記号の配置のリズムとその図案自体の相対的なインパクトのせいで、 唐突過ぎる「僕らはみんな人なのさ」に詩的な納得を与えてくれた。 上手いと思うし、言ってることも面白い。 615 名前:葉土 ◆Rain/1Ex.w [sage] 投稿日:05/03/10(木) 12 33 46 ID ncXFc4g7 656 無題・作品番号111111 記号がうまい。 爪がいいなあ。だけど詰めが甘い。 623 名前:ゼッケン ◆DgT0G2eW4I [sage] 投稿日:05/03/10(木) 19 18 33 ID /6yJrKTc 656 無題・作品番号111111 「おりゃ」そして「爪」。。。って、脱力な力技ですね。わは、って笑いました。 前へ ← 1 2 3 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/377.html
前へ ← 1 2 3 → 次へ 作品 ■▲▼ Moving 改札に七時ね 例えば道で転んで膝小僧を擦り剥いた時に 皆が皆治る時間は別々のように 例えばお腹一杯食べたとして 皆が皆消化される時間は別々のように ひとりひとり自分だけの時間を持っているのに 誰が決めたかも分からない時計を基準に 僕等は他人に合わせていける 今日の待ち合わせは僕にとって この世界に出てきてから 120163542分目の出来事で あなたにとっては 120186248分目の出来事で そうしてずれることはない きっちりと平成16年8月12日午後7時と言えば 正確にふたりはそこで会う その誰かはすごいと思い 少し怖くも感じる 僕もあなたもムービングウォークに乗っていて あなたのと僕ので進みたい速度は 多分違うのに一緒にされている 今宵はしゃぎすぎて出来た靴擦れに 消毒液を塗っている時便意をもよおして トイレで力強くふんばっている時に 何事も無いぐっすりのあなたの寝顔が見えて 不思議だった 633 名前:Moving[] 投稿日:04/08/13 02 41 ID GP6UM4j/ 【コメント】 658 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 27 ID 51jGxF1N 633 「Moving」 公共性、社会性を桎檻として捉えた詩なのかと思えば 非連続的存在の連続性への驚きを表現しているようにも見える。 多分後者なんだろうなあと思うが、一連目の直喩は個々の能力の差に還元される現象で、 正確に出会えることの不思議やそれを調節する見えざる手への畏怖の表現としては噛み合わない。 おそらく消化や治癒にかかる時間の差で、 流れている時間の個別性から存在の非連続性まで表現したかったのだろうが、分かりにくい。 663 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/19 00 34 ID yNGuEoEC 633 moving 第2連で作者がイイタイコトをそのまんま語ってしまっている。時間の流れって、 本当は個人個人違うよねって、言われてみればほんと納得。でも、表現がストレート すぎる。これをもっとひねって、ねじって、まるめて、コネコネしないと…。 でも最終連で一発が出た。即物的でお下劣な表現だけれど、だからこそ羽根が生えて 詩的に飛翔している。特に靴擦れをもってきたところがスゴイ。うーん、唸ってしまった。 超具体的で即物的だからこそ、これは容易に隠喩にも転化するし、象徴のもなりうる。 最終回逆転ホームランですね。 664 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 01 01 ID 2NSeXf2K 633 もちょっと整理すると面白くなりそうなんだけど…。みんながみんな ムービングウォークに乗ってて、しかも設定速度がムリヤリ同じになってる、 そんな構図は好きなんだよなあ。 【得点】 1点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:1点 ■▲▼ 金魚帯 小さい頃 父の手に引かれていった お墓参り 着せてもらった浴衣がうれしくて 絞りの金魚帯 揺らしてはしゃいでた そのお墓に父を収めるとき 白い粉がさらさら さらさら お墓の下にこぼれていた 大人になった私は はじめて着た黒い着物で じっと黙ってそれを見ていた お盆休みにお墓参り 父はどこかで見ているのかな 妹と弟と三人で 灯りをゆらして 逢いに行くよ 生きている頃にはいえなかった 感謝の言葉を伝えに 634 名前:金魚帯[age] 投稿日:04/08/13 02 44 ID XXZ9yz3n 【コメント】 658 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 27 ID 51jGxF1N 634 「金魚帯」 女性のファッションが自分は大好きだ。ファッションそのものもだが、 女性にとってファッションとは自身を支配する思想そのものではないだろうか。 その思想のなかで輝く女性が大好きなのである。 この作品では一連目では着せてもらうことによって心がうれしさに動くのだが、二連目では 悲しい出来事によって着せられる。着ることと心が動くことの因果関係も感情の動きの向きも逆になる。 これは女にとって服を着るとは生きることだということを表現しているのだと、僕は読んでしまう。 しかし客観的に見れば、日常的言葉づかいが淀みなく流れていくのは心地いいとしても、 行分けの体裁を取っているだけの散文にすぎないんじゃないかという気がする。 詩作品としては評価しにくい。好きだけど。 細かいが三連目、父という言葉はそれを聞く他人の存在を意識した表現であるにもかかわらず 逢いに行くよ、というプライベートな空間をつくる言葉づかいになっているのが気になる。 意図的なものだと思うが成功していない。歌詞っぽい。 663 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/19 00 34 ID yNGuEoEC 634 金魚帯 この情景を映像にするとしたら、衣装はやはり金魚帯以外ないですね。あり得ない。 俳句でいう「季語が動かない」っていうやつです。これって作者の経験? もし 創作だとしたら、センスいいっすね。 664 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 01 01 ID 2NSeXf2K 634 ぼくはちょっと分らないんだけど、お盆の墓参りって夜にやるの?3連 めの「灯りをゆらして」が気になって…。揺れる金魚帯との対比だっつーのは 分るけどね…。 632 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/22(日) 12 32 ID OHhQzAgW 私が書いたのはわかる人はわかるような気もしますが 「金魚帯」です。コメントいただいた皆様ありがとうございます ちょうどお盆にこのお題ではこれしかないと思ったんですけどね ちなみにうちの地方では夕方の薄暗い時間にお墓参りにいくので ちいさな提灯に長い柄を付けていくのですよ 地方によっていろいろなんでしょうね・・・・当たり前だと思ってたんですけど。 ■▲▼ 雨音 空から降り注ぐ雨がぼくの顔を濡らす 空を見上げたぼくの顔が濡れていく 涙と混ざりあった雨はそっと頬をつたい 冷たくなった道路へと落ちていく 過ぎ去った季節を懐かしむこと 楽しかったことを思い出すこと ただ、それだけが 今のぼくにできること 旅立つ君にはできないこと 通りかかったコンビニで安い傘を買った どこにでもある安物のビニール傘 街を歩くと同じ傘がやけに目に付いた 雨があがるとそこらじゅうに捨てられていた 失ったものを噛みしめ生きていくこと 大切な人を想い涙すること ただ、それだけが 残ったぼくにできること 旅立つ君にはできないこと どこまでも続く陰鬱な空は 今日という日の象徴か 黒い服の集団が 列を成す 635 名前:雨音[sage] 投稿日:04/08/13 15 19 ID 3a+n+YcN 【コメント】 658 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 27 ID 51jGxF1N 635 「雨音」 悲しみにとどまることを肯定しているのかと思えばそういうわけでもない。 ただ悲しみに留まっているだけである。かといってそれが悪いというわけではなく、 ある種の美しさがある。うそ臭いドラマがないからである。 しかし雨に打たれた「ビニール傘」の比喩の意味が 五連目で「失ったもの」に限定さてしまうように読めるところに違和感を感じる。 雨、涙、それを受ける自分、そしてビニール傘からはもう少し広い意味が感じられるからだ。 最後の連、とってつけたような詩句がせっかく見えなかったわざとらしさを 感じさせてしまうのが残念。 664 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/19 01 01 ID 2NSeXf2K 635 別れの描写かなあ。ぼくは失恋と読んだんだけど、それを表に出さな いところは上手いよね。「旅立つ君」「残ったぼく」「コンビニ」「黒い服の 集団」といった小道具がつながんなくて、かなりの違和感を思いました。 ■▲▼ メメントモリ(死を想え) この日が私に手渡されて 豪奢にも太陽など昇らされて さてどこに出かけようか 出会い別れるもよし 勤勉も 遊惰も 静思も 意想外も または 星々見上げて風嗅ぐも 畏れに目を見張り喉を鳴らすもよし これはすべて私の日 この日が彼女からもぎ取られて 入れ替わりに無が彼女の元にやってくるが 死んだ彼女にはもう闇という言葉も思い出せない あの歌も聴こえず あの人に触れられない 行けない 話せない 泣けない この不自由は何なの? この無力は何なの? 怯えることすらできない私は何なの? 私はいないの? いないのだ 死は人をいなくする 寝付かれぬ子供のようにちゃちな畏れであっても 今一度私たちよ 生と死の中間の大人たちよ 死を想え そして生きだすわけだお前らよ ただ生きるだけの者たちよ もう一度あの歌を聴き もう一度あの人に手を伸ばすための手をいま 伸ばすのだ 人間社会が有効なものの使い方をマニュアル化して手渡してくるけれど これは個人の意味、個人に繰り返す日々 個人は社会の成員であり人権は公共の福祉による制限もありうるけれど それも個人の意味、ここにある喜びから遠い 見ろ 新たな意味で耳掻きが日を受けている 彼女が死んだ世界 彼女が消え失せた世界で 彼女が燃やされてもう彼女じゃないものが墓石の下でちり積もって 墓は枯れた花を抱き墓は生い茂る雑草に抱かれ その 遠い墓地の風景さえ内包したこの世界で そしていま私の前で ここで 耳掻きが日を受けている 636 名前:メメントモリ(死を想え)①[] 投稿日:04/08/14 01 01 ID SpUWnvv+ 637 名前:メメントモリ②[] 投稿日:04/08/14 01 03 ID SpUWnvv+ 【コメント】 659 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 28 ID 51jGxF1N 636 「メメントモリ(死を想え)」 二連目と三連目で何らかの思想を説明しているのであろうが良くわからない。 四連目でそれまでの空想的、観念的で大仰な物言いから急に現実社会に視線を移すが、説教臭い。 抽象的、装飾的な言葉だけが唯一この詩に詩のような雰囲気を与えているのだが、 それが剥ぎ取られたとき、説教くさくなってしまうのは、つまり説教であるという事なのだろう。 語彙の転調は意図的なものなのだろうが、美しさを感じない。 全体的に言葉使いが生硬で、自分の物になってない言葉を無理して使っている印象を受ける。 大仰な物言いと、ちぐはぐになっている。 669 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 01 ID 1dgiYUUA 636-637 パワーは感じます。が、見事にごちゃついている。思想というよ りもむしろことばのごちゃつきだね。4連めとか、おそろしく説明調。2行めの 「昇らされる」ってことばとか、面白いんだけどなあ。 673 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/20 07 51 ID yRhCVU1t 636-637 メメントモリ 視点がコロコロ変わるのは、わざと? 第1連―1人称、第2連―3人称、第3連― 神人称?(変な言い方、神n視点ということ)。もし、あらゆる詩を多角的に描きたい ということなら、2人称がないのは方手落ちでは? やはり、第4連が説明調になっている のが難点。でも、第5連で「耳掻き」が登場。はっきり言って、私には「耳掻き」の意図 するものはわからない。わからないが、この部分もやはり、即物的→詩への飛翔、という ありかたが当てはまる例となっている。それにしても、不思議な「耳掻き」だ。 ■▲▼ 敗北 たった一言で傷ついて 滝のような涙を流して その耐えられない苦しみのせいで 自分は窓から落ちようとした 生きるのが辛かった 馬鹿にされ続けた日々 たった一度の衝撃で ガラスのハートは割れました 悔しさからにげようと 甘かった自分の考え 友のビンタで見つめられた 自分のおろかさと命 ここで死ぬのが怖いというおびえ そして死んで逃げようとした自分 自分は負けた いじめっ子にも 自分にも 逃げちゃいけない 人生の苦から 鉄のように重い物を 紙みたいに軽く考えた 自分の敗北 638 名前:敗北[] 投稿日:04/08/14 07 57 ID 1xN6DwIL 639 名前:敗北 2[] 投稿日:04/08/14 08 01 ID 1xN6DwIL 【コメント】 659 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 28 ID 51jGxF1N 638 「敗北」 人生、命を軽く考えていた自分のドラマを綴っているのだが、 詩として他人に読ませる物にするには、それだけでは足りない。 作者にとっては切実なのかもしれないが、 見慣れた言葉を並べるだけではその切実は伝わらない。 669 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 01 ID 1dgiYUUA 638-639 うーん、深刻なテーマなんだけど、皮相的な感を拭えないなあ…。 大丈夫、こころなんかなくても、生きていけます。 ■▲▼ いきてますせんせい はなくそほじりながらみらいえいごうこうやっててれびをみながらせんべえをくって はらをかかえてわらってそんでもってどこかのくにでだれだれがしんだとかどうでも よくてちかくのばばあがごうとうにころされたとかもしょうじきどうでもよくてくちをぽかんと あけたままけつをかきながらひとことおれはいきてるとかいっとけばきっといきてるんだろうな とかおもいながらときどきおんなをだいてさんだんろんほうをふりかざしててあたりしだいばか をろんぱしてにやにやわらっておれさまてんさいとかいいながらまちをかっぽしてきがくるった とかいわれながらいづれか夜のベンチの下でひっそりと眠るのです 640 名前:いきてますせんせい[sage] 投稿日:04/08/14 12 24 ID V0PEzDkH 【コメント】 656 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 23 ID 51jGxF1N 3点 640 「いきてますせんせい」 的確な技巧で詩の言葉を発見した 659 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 28 ID 51jGxF1N 640 「いきてますせんせい」 現代的な退廃を自覚した魂のあきらめと開き直りと苛立ちと反抗、 そして悲しみを塗りこめた白い壁、を前にしたもがき。 この詩のような平仮名のみでの無表情な表現は、 あざとい綺語や飾言の拒否であり、それは今の時代にありがちな ちっぽけな自己陶酔や安手の感動、作り物のドラマを否定する静かだが壮絶な、 そして誠実な戦いなのだ。その戦いの果てに、ちっぽけで貧相だが確かな何かを詩人は手にする。 >夜のベンチの下でひっそりと眠るのです それまでの平仮名で記された空虚な世界から、男は意味を、生を、詩を取り戻すのである。 詩的なるものを現代に蘇らせる試みだと読んだ。そつなく纏まっているし、好感を持った。 669 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 01 ID 1dgiYUUA 640 せんせいは宣誓かな、先生かな。最終の3行が好き。でもなあ、痛快と まではいってないような気がする。 673 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/20 07 51 ID yRhCVU1t 640 いきてますせんせい タイトルから考えると、小学生を意識しての平仮名書きなのだろう。でも、それだけではあるまい。 平仮名部分は比喩も改行も詩的レトリックは何も使っていない。それだけに、丸裸のムキダシになった 意味(これも即物的!)だけがポーンと提示される。だから、鮮烈に意味が(あるいは音が) 伝わってくる。そして最後に「夜のベンチの下でひっそりと眠るのです」と、初めて漢字書きで 詩的なイメージでしめくくっている。それまで平仮名書きの「見せダマ」があるから、決めダマの ストレートの詩的威力が倍加して感じられる。百戦錬磨のピッチャーですな。 最後の部分は単純に「ホームレスのぼやき」というオチと取ってもこれもまた一興ではあるが。 内容は、作者の独白のようでいて、読者の私にも当てはまり、ハッとさせられる。いや、日本人の 多くが、どこかの国で誰か死んでも、近所のお年寄りが強盗に殺されても、自分に関係ないと 無関心ではないか。そういう意味で思いっきり風刺詩、といってもいいのだろう。 【得点】 5点 園川 ◆nWfXpQxHHM:3点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点 ■▲▼ 放浪航海日誌 ぼくの目的地は いつも部屋 旅立つ船は どこへも行かないけれど 確かに星々の煌くむこうへ 暗闇を消して行くようだった 恋もした ページの数だけの 甘い戯れをした ティッシュペーパーに染み付いたぼくの子らは けっしてどこへも行かないけれど 甘い夢のレトルトパウチ ありがとうと微笑みかけると 空いた口の底に酸っぱい金色 生きるとは 死んでいないこと 生身でなくとも そこにいること おおきな月は見ないで モニターのむこうに月をめざすこと ぼくの目的地は いつも部屋 街はいつでも 通りすがりの道 誰にも声はかけられたくないけれど 誰にも声をかけられないと淋しくて 偶然見つけた 一人歩きの背中美人 声かけられるまで 追って歩いた 部屋で寝たときは べつの女だったけど 生の胸が上下するさまを見つめるのはいつもおなじ安らぎ イヌみたい 選択肢が出現する 入力画面が出現する あなたのなまえは? 生きるとは 忘れられていないこと 本名でなくとも 名前のあること 呼んでくれるひとがいて 答えてくれる自分がいること 目的地は いつも部屋 そのうちすべてに飽きて することなくなって 目的地にずっといることに気づいた 星々も 恋人も 消えてしまった ぼくの名前も消えてしまった 目的地にずっといることの退屈さに 気晴らしはすべて夢だったと 気づけば開く 船への憧れ ほんとうの世界への ほんとうの船! 生きるとは 絶望をしること そこから新たに 船を漕ぎ出すこと せむしの男に そっと後ろから打明けられること でもその船はどこへ行っても部屋ですよ と ぼくの目的地は いつも部屋 結婚しても 子供が出来ても 彼女らを 彼女らの望むところへ おもちゃの港へ 海のレールで導きながら ぼくの目的地は いつも部屋 641 名前:放浪航海日誌(1/2)[] 投稿日:04/08/15 01 09 ID Y4HciTxd 642 名前:放浪航海日誌(2/2)[] 投稿日:04/08/15 01 10 ID Y4HciTxd 【コメント】 656 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 23 ID 51jGxF1N 2点 641 「放浪航海日誌」 詩人の世界認識が詩的言語で上手く纏められていた 660 名前:園川 ◆nWfXpQxHHM [sage] 投稿日:04/08/18 15 29 ID 51jGxF1N 641 「放浪航海日誌」 現代における生の在り様を上手く纏めてる。内向化した世界認識に、 情報機器によってもたらされた外部、そしてそれをもとに構築された夢想的世界。 それに倦んだ人間が、外部世界へ、それもまた私の見る夢であることを自覚しながら、 同時に自分だけの夢想的世界をも捨て去らず、両者の統一されたような世界を生きていく。 これはけっこう重要な存在論的な認識で、新しい世界観を切り開く切り札みたいなもの だという気がする。その認識が詩の新しい形態を生み出してくれればなおいいのだが。 この詩には詩的なイメージが用いられることに必然性がある。 夢想的世界とはそれ自体がイメージによって構成されているからだ。 詩的イメージがそのまま夢想的現実なのだから、暗喩⇔現実の解釈という作業が不要で、 展開されるイメージと読み手が純粋にのびのびと一体化できる。 669 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 01 ID 1dgiYUUA 641-642 うん、上手い。特に前半は身近なところで世界を広げて、とても いい感じ。後半で少しまとめようとしたのかなあ。前半の茫洋とした印象が弱 くなってしまったのは惜しい。 672 名前:Canopus ◆DYj1h.j3e. [ ] 投稿日:04/08/20 00 42 ID 1dgiYUUA 2点 641-642『放浪航海日誌』 やっぱり上手さではこれがピカイチだと思う。 特に前半の茫洋とした世界は上手く書けている。「生きるとは」の繰り返し もグッドだけど、当たり前とはぐらかしをもっと徹底させてもよさそう。 674 名前:MUJINA ◆iXws.WGCLY [sage] 投稿日:04/08/20 08 12 ID yRhCVU1t 641-642 航海放浪日誌 生きること、という大仰なテーマに対し、大袈裟な解答を持ってこず、軽く雑感ふう に綴っているところの味わいがある。「目的地はいつも部屋」ですか。個人的には これに反発がある。私は常に「船への憧れ」を抱き、「漕ぎ出」したい、と思っている から。けれど、これは極めて冷静で的を射たオトナの指摘であるからこその反発なのかも しれない。結局、狭い閉鎖空間の人間関係に閉じていくことしかできないのですね。 679 名前:イタチ小僧 ◆8rr1u/54T2 [] 投稿日:04/08/21 09 42 ID l1qr0V/B 「放浪航海日誌」書きました。ありがとうございました。 では次のお題は「角」でお願いします。 次回、俺も審査員やります。 もちろん強制されてやるわけじゃなく。 624 名前:cレール ◆n/ANJuS0Pg [sage] 投稿日:04/08/21(土) 10 49 ID lDZqBFFd あー流れ切ってすみません・・・出かけるので書かせて下さいませ・・・。 イタチさんチャンプ獲得おめでとうございます! 日常の優しさが素敵ないい詩だと思いました。 部屋、おうちが一番いい、という実感には共感できます。 人は帰るところ、ホームがあってこそ冒険や戦いが できるのだと思います。 630 名前:豆腐 ◆POM/5/.7A. [sage] 投稿日:04/08/22(日) 00 39 ID ZxNT7dNv イタチ小僧さんチャンプおめでとうございます。 もう、読んだ瞬間「やられた」って感じでした。 タイトルからドキドキしました。 632 名前:わに ◆Wani6uvhK. [sage] 投稿日:04/08/22(日) 12 32 ID OHhQzAgW イタチさんチャンプおめでとうございます! やっぱりイタチさんはすごい。 次のお題「角」もいろいろ考えられそうな面白いお題ですね 【得点】 6点 園川 ◆nWfXpQxHHM:2点 Canopus ◆DYj1h.j3e.:2点 MUJINA ◆iXws.WGCLY:2点 前へ ← 1 2 3 → 次へ ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/poem_toukou/pages/507.html
作成中です・・・ ページ:1 2 3 4 作品 ■▲▼ ニンゲンはすばらしい 628 名前:ニンゲンはすばらしい [] 投稿日:03/10/30(木) 04 55 ID 65xuH//8 New!! めしを食い終わっていっぷくつける さんざん 家族を怒鳴りつけて 酔いつぶれて 高いびき こんな男が 日記をつけろだの 家計簿見せろだの 怒らずいられないのは どっちだよ オメーの言う通り こっちが動いたら 窒息するのは オメーのほうだ 振り返って見れば 遣り切れない事ばかり 珍しく会社のコトを うれしそうに話すと思えば オレみたいな 出世は始めてだ それはすごい! でも続かない おめでたいことも 嫌なことの種にするのカヨ 今見えるのはTVの中の広がりばかり ああ オトンがオカンの服着るとこ 見てみたいよ 口紅の 曳きかた教せーたる 逃げ出して 逃げ出して 絶望ーの中で生きている 欠伸もでない 涙も出ない 吐き気が消えない ニンゲンはくだらねぇ 欠伸もでない 涙も出ない それでも朝日(あした)は 来るのがくだらねぇ ホットケよ そんなヤツ ゴミ ああ 夫婦哀歌 やだねぇ くだらねぇ ふあぁ ねむい寝むうい~ ファ~ TV消すよ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 秋霜 629 名前:秋霜 (1/2) [sage] 投稿日:03/10/30(木) 07 12 ID HU2tWgDo New!! ふと目を覚ますと目的の駅にはまだ遠かった ガラガラと売り子が車両を移っていく 午後四時三十二分 見慣れない田舎の風景 着くべき駅も名前しか知らない 「所詮、私の知っていることなんて家の中のことぐらいなのよ」 死んだ女房がそんなことをよく口にしていたが 今となってはその言葉の意味がよくわかる 彼女が言っていたことは一般論なのだ 我々は長い月日を経たとしても 日常における限られた世界しか知りえない その上多くのことを見過ごしているのだ 630 名前:秋霜 (2/2) [sage] 投稿日:03/10/30(木) 07 13 ID HU2tWgDo New!! 私は預けてきた二匹の猫のことを考えた 一匹はもう長くはないだろう 噛む力が無いためスポイトで流動食をやらなくてはいけない状態だ 私は猫の傍にいてやりたいと思ったが すぐに深い罪悪感に囚われた 私は実の息子よりも猫に対して確かな愛情を抱いているのだ この列車の行き着く見知らぬ土地に 罪を犯した私たちの息子がいる 何も変わらぬまま 何も知らぬまま まもまく私はそこに降り立つのだ それを思うと急に涙が溢れてきた 私は止め処なく泣きながら 自分が何一つ達し得なかったことを理解した 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 実際問題として 631 名前:実際問題として [] 投稿日:03/10/30(木) 22 32 ID OZLueAYZ New!! 秋雨のぬらした地図がふやけるa それをコージは捨てるb。 c 昼であるd 隣に排水溝があるe。 fハンドルをにぎり g 前方に**という字の書かれた標識をみつけるh タイヤの跡がのこっていないi。 j曇空をk破りでてきた作者が注釈をする。 a(と もう目的地のことなどわからないから) b(けれど ひからびた排水溝にであるとすれば しまつのためにわるい) c(展開するもなにも) d(ことを知っているだけでは また)e(だけでは ここがどこであるかが そもそも目的地のことなどよりもわからない) f(いつしか) g(それを展開のよすがとするように) h(けれど) i(ことは 実際問題としていったい何という実際問題としてであるだろう) j(紙であった)k(べりりと) 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ( ゚д゚)<… 633 名前:( ゚д゚)<… [] 投稿日:03/10/31(金) 03 02 ID IePV3QO+ New!! 木魚を叩き経詠みまわし、禁欲、禁欲、欲する無かれ これが仏の教えんとするところ 和尚日々これ弟子に説き、自らも之を精進する 或る日女が林の奥で「坊さん坊さんちょいとこっちへ」手を振り坊主を林に誘う 坊主何かと不思議に思い手を振る方へとゆるりと進む 女、坊主に一言ささやく「坊さん私と遊んでおくれ」 坊主、嫌よと言うけれど、嫌よ嫌よも好きのうち 女、坊主を押し倒し、坊主、女にぱくりと喰われる これはなんとも甘美な味よ 明けて翌日坊主は弟子に、禁欲禁欲言うけれど之は窮屈極まりない かような窮屈誰が望むか、きっと仏も望まぬ事よ 欲、良く欲せよ素直に欲っせよ、これぞ仏の望む姿よ 坊主シャーシャー笑えども、弟子は空いた口塞がらず 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ ヒットチャートを駆け抜けろ! 634 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! [] 投稿日:03/10/31(金) 13 12 ID gq8HVHZ9 New!! SMAPの曲は楽曲自体も確かにそれほど悪くはないけど もし 「夜空のムコウ」を 出川哲朗や江頭2時50分 がリリースしていたら5000枚も売れなかっただろう SMAPはキムタクの神通力が大きかった 工藤静香 と結婚して吸い取られてしまったが(w 635 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 2 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 23 ID 6Bm77uHI New!! 634 たしかに 出川哲郎や江頭2時50分 が歌ったらそこまで 売 れ な か っ た だ ろ う ね しかしそれは 『マ イ ナ ス の 作 用』 が働くからでは? 同じお笑いが歌ってる曲でも 番組との相乗効果でよく売れることもあるからね もし仮に出川や江頭が歌を歌うとしても うまく バラエティー ↓ 感動 の方向へもっていければ そこそこ売れるかもしれないよ? 636 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 3 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 30 ID 6Bm77uHI New!! 俺的には商業音楽 とされて「売れてるもの」でも ほとんど価値が無いと思う 議論にあがってる SMAPも好きな曲もあるけど 「世界に一つだけの花」だけは 吐 き 気 が す る いかにも感動してください、っテ歌詞 そんな曲が単純にも めちゃくちゃ売れまくって みんな「名曲名曲」って そんで TVやラジオでかけまくって 飽きるほど聴こえてくるのに ギャル男ども はカラオケでうたって 「 ど う よ ? 」って顔して 「 い い 曲 だ よ ね ~ 」 しんでほしい、まじで。 商業音楽がどれだけ世界にあってもいいし 聞いてもいいけど 人に共感を求めないでくれよ・・・ 637 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 4 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 34 ID LhV+bJvM New!! 636 俺は商業音楽を全否定する気はないし 部屋とYシャツと私 は名曲だと思ってるけど 「世界に一つだけの花」に関してはハゲドウ 最低にゲスな歌詞だとおもう 638 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 5 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 38 ID Awl7bitu New!! 635 >出川や江頭が歌ったら >『 マ イ ナ ス の 作 用』 >が働くからでは? ワロタ W 636 前半は同意 第1連と最終3行は曖昧なとこだから・・・・・知らん >「世界に一つだけの花」 初めて聴いた時はそこそこ売れるって誰もが思ったと思う 漏れもそのひとり。けどイイ曲だとは思わなかった。 1週間で聞き飽きるお手本のような曲だってのが第一印象 今でもその印象は変わらず・・・・ もちろんCD聞く前にTVで1フレーズだけさんざん聞かされて飽きた。 639 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 6 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 45 ID mQuirger New!! そうか、世界で・・・はここでは 不 人 気 なんだね 2ちゃん的にも 叩かれまくってる気がするし 俺は普通に好きだったよ まあ アルバムにいれといて後から反響があったからって急遽シングル・・・ みたいなことにする宣伝方法は蛇足だったと思うけど もともとマッキー好きだったからなあ マッキーが歌ったほうがよかった と思うけど 『あとシングル版の中居君パートを修正したエンジニアさんに最敬礼をしたい』 色々な意味をこめて あのAメロの出だしはすげえよ 640 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 7 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 49 ID WpUt+zRn New!! 『自分のことだけ考えてりゃいい』 みたいなとこがいやだ なおかつそれが教師ドラマに使用されたことがいやだ 641 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 8 [(--)] 投稿日:03/10/31(金) 13 51 ID o7khq+Id New!! ∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉 642 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 9 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 52 ID U6YjzoUZ New!! 641 削除依頼しますた。 643 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 10 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 54 ID koPWRDKn New!! 636 別に普通にいい歌詞だと思うけどな メロディにしても 元々アルバム曲だし 槇原作だし 売るためだけに 作られたわけでもなさそう なんかギャル男~のくだりに妬みが感じられるなw それよりシングルカットされた時に 反戦歌のようにプロモーションされたのが 違和感あった 別に全然そんな歌詞じゃないのにね 644 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 11 [] 投稿日:03/10/31(金) 13 56 ID 9v1tYwM+ New!! 644 俺もなんで反戦歌に使われたのかが意味不明 だいたいミュージシャンって みんな反戦なのかと 某 T B S を問い詰めたい 647 名前:ヒットチャートを駆け抜けろ! 12 [sage] 投稿日:03/10/31(金) 17 00 ID 0HhA4lTq New!! 644です。 レスアンカー間違ってましたね、、、。 いま気づきますたよww テヒヒ。 × 644 ○ 643 こういうことっス。 本題とは違うんでsage 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 地球インター 645 名前:地球インター1/2 [sage] 投稿日:03/10/31(金) 14 43 ID 0vL/BlmD New!! 内容: 現実から 王様、あんたの現実から 俺はこぼれそうになる 落っこちそうになる 足を踏み外す しまった、という顔 を 一瞬。 仕掛けられた罠を踏む 奈落- 王様、俺はDriveする 永遠 に、アンタとすれ違う 夜毎 血が通ったなかをDrive き っと 打ち込む きっと、魔が刺したんだろう 常に 魔が 刺したみたいに LOL!Hehe)W 全ての人種とすれ違う 街 角で 俺は冷静なほうだ 破れた地図を持っている きっ と帰って来れないだろう 明日も 皆手首を握りしめて D ive 毎度のことながら 窓の外では 花と太陽ばかりのサ ンサンの。 さようならって 約束みたいに 打ち合わせしてたみたいに 足を踏み外すだろう 最初に、そこに創造してあったように 罠を踏む 間違いない 間違いだらけなんだ 落とし穴に落 ちる デジャブや、悪夢を 繰り返す 眺めて気が付けば そこにいる 底に 奈落- 地獄に。 毎度毎度 まったくの休み休み無しに ひっきり無しの客、 押し売り、愛の告白- 何もかもと 押し並べて全てと こいつと 関わりの無い一 切と 総合的なものというところに 含まれていない成分と 人種と すれ違う 毎夜。 646 名前:地球インター2/2 [sage] 投稿日:03/10/31(金) 14 43 ID 0vL/BlmD New!! 避Queen 最初に白と黒が見えなくなる 俺はそうだ、Queen 最 初に、つまり一番の事のはじめ 起こり 成り立ち 国作り の 種を撒いた頃 白と黒 見えなくなる 俺はそうだQuee n 最初に白と黒が見えなくなる。 俺はこぼれ落ちた 引力に惹かれるように 惑星がきちんと 正しく廻るように 目覚ましをセットした奴が犯人みたいに まるで産まれたきたことことが、生きていくということが 誰 かが仕組んだ 罠だったというように、失う。 見失う 俺は見失うしか無い マイナスを被る 辞めたくなる 俺は被害者だ 被害届けを出しにいかなくちゃあならない じ ゃあ一体どこへ King? 全ての十字架 全ての産声 全ての 死 遠慮したい旅路 Drive。 手のひらに何もなくなる 振りほどかれて はぐれて迷子にな る 蹴落とされる、Queenお前にだよ。 俺は煙草を吸っている 凍えそうなんだよ マッチを擦って何 か眺めるようになる でも一体、何が見えるってんだ? こちらでリロードしてください。 GO! 分からないことがあったら2ちゃんねるガイドへ。。。 アクセス規制・プロキシー制限等規制は、2ちゃんねるビューアを使うと回できることがあります 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 私たちは一体何と戦ったのか 648 名前:「私たちは一体何と戦ったのか」 [] 投稿日:03/10/31(金) 19 09 ID A+oIVNXK New!! ・←こいつ 【コメント】 【得点】 0点 ■▲▼ 私たちは一体何と戦ったのか 649 名前:私たちは一体何と戦ったのか [sage] 投稿日:03/10/31(金) 21 29 ID PABORK/6 New!! 暗闇に疼く傷口は 知っているのか ノドにつかえた その答えを 私は知らない 知りたくもない 【コメント】 【得点】 0点 ページ:1 2 3 4 ページ先頭へ トップページ
https://w.atwiki.jp/sangokushi11/pages/1718.html
サイケイ 列伝 水滸伝に登場。宋の太師。朝廷「四姦」の一人。 権力闘争の果てに徽宗皇帝の信任を受け、絶大な権力を握る。娘婿の梁世傑、九男の蔡徳章らが梁山泊に痛い目に遭ったことから、その恨みは根深い。だが、何度となく梁山泊討伐を試みるも、すべてが失敗に終わった。梁山泊の帰順には最後まで反対し、帰順後は梁山泊が重用されないよう暗躍。その力を利用するだけ利用した挙句、方臘征討後、宋江らを毒殺した。その名は史書にも見られ、史実でも悪政を布くが、金軍が宋も侵攻すると流刑の移送中に病死した。北宋六賊、宋の四絶の一人。 能力値 統率 武力 知力 政治 魅力 総合 軍事能力 統+武 統+武+知 素質 8 5 83 90 24 210 13 96 順位 偏差値 成長期 普通 普通 維持 維持 普通 - - - 能力持続 短い 短い 短い 短い 短い - - - 兵種 槍兵 戟兵 弩兵 騎兵 兵器 水軍 適性 C C C C C C 部隊 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 攻撃 防御 値 3 5 3 6 3 5 4 5 3 4 3 5 順位 偏差値 部隊攻撃力/防御力は技巧研究を全て終えた時点での値。兵器は木獣、水軍は闘艦。 特技 徴収 所属都市の兵糧収入が月毎に。一回は五割 マスクデータ 相性 出身地 起用 戦略傾向 地元執着 義理 野望 漢室 生年 登場 没年 死因 性格 音声 口調 1 1/5 5/5 1/3 148 184 218(71歳) 冷静 小心 慇懃 舌戦 得意話題 保有話術 大喝 詭弁 無視 鎮静 逆上 ○ ○ ○ 親愛・嫌悪 状態 武将名 蔡京 親愛 高俅、童貫、楊戩 高俅、童貫、楊戩 嫌悪 宋江、盧俊義、呉用、晁蓋 宋江、盧俊義、呉用、公孫勝、関勝、林冲、秦明、呼延灼、花栄、柴進、李応、朱仝、魯智深、武松、董平、張清、楊志、徐寧、索超、戴宗、劉唐、李逵、史進、穆弘、雷横、李俊、阮小二、張横、阮小五、張順、阮小七、楊雄、石秀、解珍、解宝、燕青、扈三娘、晁蓋、瓊英 特技も能力も完全に内政向き。 できれば高俅と同じ都市に置きたい。 嫌悪武将が多すぎるが、そもそも彼を戦に出すことはないだろうから問題ない。 -- (名無しさん) 2011-04-24 08 33 13 ↑高俅のコメントでご指摘があり徴税と徴収をセットにするのはあまり効率が良くないみたいです、すいません。 -- (最初のコメを書いた者) 2011-04-24 14 09 42 嫌悪対象が多すぎてワロタ。 -- (名無しさん) 2017-01-12 21 00 19 高俅と違い、知力と政治が一線級で特技もあわせて非常に優秀。 しかしそれゆえに低義理高野望に警戒が必要である。 知力ブースターとして従軍させるのは避け、誹謗しないように行動させておくのが吉だろう。 -- (名無しさん) 2018-02-02 12 07 44 名前 コメント すべてのコメントを見る